漢方薬は、石油から工場で造られた化学薬品とは異なります。漢方薬は動植物です。お米に小町米もササニシキも有る様に、甘いミカンも酸っぱいミカンも有る様に、漢方薬は産地・種で別物のような働きが生じます。

更に、畑の栽培品より野生品の方が、漢方は効果と質が良いです。

漢方薬は目で確かめ、手で感じ、舌で選別・鑑別します。原料は、形・大きさ(形象薬理学)、色(五色)、香り(五気)、味(五味)を確認し、太陽堂漢薬局で選別されます。

漢方医学は机上の学問ではなく、何千年の間、人体実験を繰り返し伝承確立された尊い経験医学です。

現在の日本では、失われた薬味(原料)の技術ですが、本来は独特の修治(シュチ、シュウチではありません)という薬味ごとの異なった下拵えし加工します。その後、煎じ薬の製造に配合されていきます。

「貴方に合う漢方薬」体質は、みんな一緒でしょうか?

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  1. 「男性と女性でも異なります」。一般に、女性は血虚と古血体質の両極端になりやすいです。
  2. 「身長・体重が異なります」。痩せていても筋肉質の人やガッチリ型の人は実証となりやすく、筋肉の弱い・柔らかい人は虚証となりやすいです。
  3. 「肌の色が違います」。漢方医学では肌の色の違いでも漢方薬が異なります。一般に色黒の人には解毒証体質が多くなります。

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漢方は1300年以上続く日本独自の医学 誰でも分る要点

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漢方は「漢の時代の方」の意味です。

日本の古方派の古典である「傷寒論雑病論」は、約1800年前に書かれました。また東洋医学の病因・病理理論である「黄帝内経」は、2200年前の馬王堆医学の「五臓六腑」理論が基礎となっています。それから400年後に「六臓六腑」となり、黄帝内経は完成しています。

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医療気功「糸練功-5つの技術」を知る

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糸練功と東洋医学

  1. 太陽堂漢薬局では患者さんの病態をより正確に把握する為、漢方の四診である問診・望診・聞診の他に、医療気功である糸練功(経絡の気の流れを観る)を駆使し、患者さんの漢方薬の証(現在の体質と病態)を把握・判断していきます。
  2. 糸練功を駆使することより、従来諦められていた様々な難病等にも漢方的な対応策が出来ております。

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漢方の醍醐味

東洋医学との出会い

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私は23歳までは普通の薬剤師として仕事をしていました。大学で化学を中心とした薬理学を学び、化学構造から医薬品を合成することを中心に勉強してきました。

丁度その頃、母が狭心症で倒れました。私は製薬会社を止め故郷の鹿児島に戻りました。 鹿児島での仕事先は薬剤師会からの紹介で、ある薬局に薬剤師として勤務させていただきました。紹介された薬局が漢方中心という事も知らずに・・・。

薬局に勤務すると今まで聞いた事もない漢方の話、漢方薬の名前。そして漢方の勉強です。戸惑いました。

勤務が終わった後、毎週2回2~3時間薬局に残り、漢方の勉強をさせられました。

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病の性質と虚実の3つの漢方診断

漢方と寒熱(カンネツ)

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  1. 東洋医学で言う熱は、西洋医学で言う「熱」ではありません。たとえ40度の高熱があっても患者さんが「寒い」と感じれば漢方医学の寒に当たります。
  2. 体温の上昇が熱ではありません。逆に、平熱や体温が低下している時でも口渇や火照りを感じるとそれは熱となります。
  3. 寒熱にも虚実(キョジツ)があります。例えば、「四逆散(シギャクサン)証の手足の冷え」や「桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)証の足の冷え」は実証(ジッショウ)の冷えです。

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漢方医学の4種の診察方法

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漢方の診断には、四診。望診(ボウシン)、聞診(ブンシン)、問診(モンシン)、切診(セッシン)の4つの診察方があります。更に日本では古方派の素晴らしい腹診があります。

太陽堂漢薬局では、医療気功「糸練功」は切診の変わりに使われています。

四診(シシン) 「望診、聞診、問診、切診」

望診

望診は、師匠からお教えいたく技です。病因(気毒・血毒・水毒)、燥湿、虚実、三陰三陽、寒熱、収散・升降等を判断します。風邪や皮膚病等は、望診だけでも鑑別できる場合が少なくありません。

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漢方薬の6通りの下ごしらえ

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薬草である漢方薬は、食材と同じです。産地や質で味も香りも色も異なります。当たり前のことですが効果も異なります。

伝統医学では、原料である生薬の見立てから始めます。 原料生薬は、目で色(五色)を、鼻で香り(五気)を、舌で味(五味)を鑑別します。代々師匠から弟子へ受け継がれた技で選別します。

漢方と六陳八新(リクチンハッシン)

伝統漢方では、生薬ごとに六陳(古い漢方生薬の方が良い)、八新(新しい漢方生薬の方が良い)という「決まり」が古来より有ります。

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漢方医学の食養生-大事な2点

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  • 「医食同源」は、「医は三分」・「食は七分」です。医は漢方治療であり、食は食養生を中心とした「養生法」です。
  • 東洋医学の古典「黄帝内経素問 四気調神大論第二」には、季節に合わせての生活養生方の基本が記載されています。一例として、夏は太陽が昇る前に起床、冬は日の出後に起きる等です。
  • 東洋医学では養生法を大事にします。同じ食事、同じ環境、同じ生活では、また同じ病が生じます。漢方の養生法は難しくありません。自然に従って生きるだけです。
  • 季節に応じ食事が変わります、旬の食材を食べます。身体は季節に応じ変化しているからです。食事が変わるように、「漢方の古典」に基づき漢方治療も季節に応じ変化します。

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210種類の漢方薬を詳しくご紹介

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  1. 現在の日本で知られている漢方処方(薬方)の数は、200前後です。現実には東洋医学の世界には数千~数万に及ぶ漢方処方が存在すると思われます。
  2. ここでは重要な薬方を中心とし、古典収載の処方から近代漢方処方まで幅広く解説しています。
  3. 漢方薬名で「葛根湯」、「当帰芍薬散」等、生薬名が入っている薬方は、古い時代の処方です。また「防風通聖散」、「温経湯」等、効能が入っている薬方は、新しい時代の処方です。
  4. 同様に、処方薬味が少ない薬方は、古い時代の処方薬方。処方薬味が多い薬方は新しい時代の処方です。
  • 漢方薬には、1800年以上前に書かれた漢方古典「傷寒論」、「金匱要約(傷寒雑病論)」に始まり、様々な漢方処方があります。
  • 孫思邈(ソンシバク)の書いた「千金要方、千金翼方」や、後世と言われる薬方が、その後にも多く創られています。
  • 日本でも、吉益東洞や太陽堂漢薬局でも多くを採用している浅田宗伯先生等が幾つかの薬方を処方されています。

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170種類の生薬を詳しくご紹介

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  1. 東洋医学・漢方薬の専門家として、漢方薬の薬味生薬をご紹介いたします。
  2. 生薬原料は非常に種類が多く一般に知られている漢方生薬は氷山の一角と思われるほどです。
  3. ここでは各生薬の薬効や歴史まで含めご紹介致します。
  4. 専門家の方にも十分参考になるレベルにし、また一般の方には簡単に理解しやすい内容と成っています。

太陽堂漢薬局では中国各地の生薬市場を調査、サンプル買付をしてきました。

  • 豪州中薬材市場(安徽省)
  • 昆明生薬市場
  • 清平生薬市場(広州)
  • 安国生薬市場
  • 成都生薬市場
  • ウイグル自治区タフラマカン砂漠(鳩菊、サフラン、紅花)
  • ゴビ砂漠(麻黄、甘草、芒硝。敦煌)
  • 長春(人参、鹿茸、長命草)

北には北の生薬、鹿茸、人参。南には南の生薬、香木類、桂皮。砂漠には砂漠の生薬、紅花、麻黄、甘草があります。 同じ生薬でも、産地ごとに効果や効能が少しづつ異なります。生薬にとって産地を選ぶことは私達の重要な仕事となります。

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