漢方コラム

漢方太陽堂のコラムです。東洋医学、漢方、漢方薬、病気の原因、治療法、九州、福岡の四季、情報などをお届けします。

漢方養生

東洋医学の陰陽とは

2024年2月27日。写真は、広島県福山市、真言宗明王院です。 解剖学の臓器の反応は陽面 人間の身体は、陰面に小宇宙の病因の気血水と六臓六腑が出ます。 陰面の腹診の深さ 甲把南栄先生の気血水や風毒塊は、腹診の表面にでます。 皮膚の表面の感覚...
東洋医学理論

病ごとの東洋医学の反応穴

2024年2月20日。写真は、広島県福山市、真言宗明王院です。 入江先生の反応穴 故入江正先生は、幾つかの病ごとの反応穴を見つけられ私達にお教えくださいました。 1つは五志の憂の反応穴です。五志は精神神経症の判断に欠かせません。一部の痴ほう...
東洋医学理論

様々な東洋医学の診断法

2024年2月15日。写真は、広島県福山市、真言宗明王院です。 東洋医学には様々な診断方法があります。 人間の身体には不思議な反応があります。自然の不思議なのかもしれません。 ここでは不思議な生体の反応を使った東洋医学の診断方法をご紹介しま...
東洋医学理論

東洋医学の診断、証の決定法

2024年2月9日。写真は、広島県福山市、真言宗明王院です。 人間の身体に異常が生じると、様々な反応が出ます。 ツボも反応穴で診断にも治療にも使われます。 東洋医学で使われる六部定位脈診も手首の内側で全身を診る事が出来る反応点です。 今回は...
漢方雑記

人生を変えて頂いた一言

2024年2月6日。写真は、広島県福山市、草戸稲荷神社です。 掌踵膿泡症の男性 私が30代の頃、掌踵膿泡症の男性の患者さんを診ていました。 男性は隣の県から5、6時間掛けて、息子さんや娘さんが運転する車で毎月来ていらっしゃいました。 この患...
東洋医学概念

漢方医学の案内

漢方薬は東洋医学の一部 東洋医学は、漢方、鍼灸、導引。導引には按摩、整体、気功等があり、この3種の治療学で形成されています。 青海省で出土した5000年前の馬家窟文化時代の土器に、導引の図が描かれています。 2200年前の馬王堆3号墓から出...
漢方養生

季節と土地に合わす養生

2023年11月24日。写真は大分県由布市庄内町コナラの美林です。 水は寒なり、血は熱なり 私は30代後半から40代半ばにかけ毎週のように全国を講演で廻っていた時期があります。 沖縄、福岡、関西、関東、北陸、北海道など東北以外の殆どの地区を...
東洋医学概念

湿度の高い日本の漢方

2023年11月21日。写真は大分県由布市飯盛ヶ城です。昔、この山にはお城が有ったそうです。そのまま山の名前に成っています。 日本人の特殊性 かってキノホルムと言う整腸剤であり下痢止めが有りました。 世界中で大量に使われ、安全性も確認された...
東洋医学概念

季節に合わす漢方

2023年11月17日。写真は広島県原爆ドームです。 季節と医食同源 季節に合わせ旬の物を食べるのが食の基本、食養生です。 春には春の旬の食べ物、夏には夏の旬の食べ物。季節が変われば食は変わります。 季節と漢方 では季節が変わっても漢方薬は...
漢方養生

心と身体の養生

2023年11月14日。写真は福岡市大濠公園。黒田長政が造った舞鶴城の外堀です。 睡眠と東洋医学 私達が患者さんに漢方の問診を行う時に、睡眠の状態を必ずお聞きします。 私達は睡眠の時に心と身体を回復させています。体調が悪いお病気の方にとって...
漢方雑記

日本で使われる漢方生薬、牡蠣

2023年11月10日。写真は手前が化石牡蠣を高温で焼いた焼牡蠣です。 古代の牡蠣の化石で殻が何層にもなり厚いです。奥に映っているのは岩ガキです。 生牡蠣と焼牡蠣 漢方医学が発達した2000年前、殻の厚い蠣を牡と考え、殻の薄い蠣を雌と考えた...
東洋医学理論

東洋医学から見た発熱と風邪

2023年11月7日。写真は熊本県山鹿市金剛乗寺の山門です。 発熱や風邪の注意点 発熱時の脱水 発熱をすると体温が上がり身体から水分が失われます。 高熱が続くと脱水になりやすくなります。特にお年寄りや小児では脱水を起こしやすいので注意が必要...