漢方コラム 薬性の五気とは 食品や薬味で気味と言う言葉があります。これは東洋医学の五気と五味から来ています。五味は酸っぱい、苦い、甘い、辛い、塩辛い鹹の五種類です。東洋医学では酸は肝の臓腑に働き、苦いは心の臓腑に働く、甘いは脾の臓腑へ 2025.08.15 漢方コラム
漢方コラム 東洋医学の寒熱 一般的に尿量が多いのは寒性、尿量が少ないのは熱性と言われますが、当てになりません。ただ尿色が透明な場合は寒性、尿色が濃いのは熱性です。ビール色の尿は黄疸時に出ますので気を付けないといけません。 2025.08.12 漢方コラム
漢方コラム 東洋医学の腹診 2024年5月10日。写真は長崎県佐世保市、ハウステンボスです。私達古方派では腹診を非常に大切に教えられます。江戸時代に発達した日本の古方派の腹診は証を捉える時に非常に便利で参考になります。古方派の腹診古方派の腹診の決め手を幾つかご紹介しま... 2024.05.10 漢方コラム
漢方コラム 病因と水毒 2024年5月7日。写真は、熊本市熊本城、天守閣の地下1階の穴蔵です。病因と気血水から続きます。水水毒は、身体における水分の異常停滞や偏在です。水毒の症状浮腫みや漢方医学で言う胃内停水などの症状があります。燥湿との関係水の状態を現すのに漢方... 2024.05.07 漢方コラム
漢方コラム 病因と気血水 2024年4月23日。写真は、熊本市熊本城です。奥が加藤清正が作り、手前が細川忠利が作った二様の石垣です。気毒、血毒、水毒は漢方で病因と言われる概念です。中医学では水毒を痰とし、更に鬱、欝滞という概念も加わります。気血水と食養生東洋医学の入... 2024.04.23 漢方コラム
漢方コラム 六部定位脈診と小宇宙 2024年4月9日。写真は、福岡市大博通り、博多歴史の散歩道、志賀島で見つかった漢委奴国王、漢の和の那国王の金印です。今回のコラムは専門家向けです。六部定位脈診とは東洋医学では、病気の原因として十二臓腑の何処に異常があるか調べます。前回に記... 2024.04.09 漢方コラム
漢方コラム 季節と土地に合わす養生 2023年11月24日。写真は大分県由布市庄内町コナラの美林です。水は寒なり、血は熱なり私は30代後半から40代半ばにかけ毎週のように全国を講演で廻っていた時期があります。沖縄、福岡、関西、関東、北陸、北海道など東北以外の殆どの地区を廻って... 2023.11.24 漢方コラム
漢方コラム 湿度の高い日本の漢方 2023年11月21日。写真は大分県由布市飯盛ヶ城です。昔、この山にはお城が有ったそうです。そのまま山の名前に成っています。日本人の特殊性かつてキノホルムと言う整腸剤であり下痢止めが有りました。世界中で大量に使われ、安全性も確認された下痢止... 2023.11.21 漢方コラム
漢方コラム 心と身体の養生 2023年11月14日。写真は福岡市大濠公園。黒田長政が造った舞鶴城の外堀です。睡眠と東洋医学私達が患者さんに漢方の問診を行う時に、睡眠の状態を必ずお聞きします。私達は睡眠の時に心と身体を回復させています。体調が悪いお病気の方にとって、よく... 2023.11.14 漢方コラム
漢方コラム 日本で使われる漢方生薬、牡蠣 2023年11月10日。写真は手前が化石牡蠣を高温で焼いた焼牡蠣です。古代の牡蠣の化石で殻が何層にもなり厚いです。奥に映っているのは岩ガキです。生牡蠣と焼牡蠣漢方医学が発達した2000年前、殻の厚い蠣を牡と考え、殻の薄い蠣を雌と考えたと言わ... 2023.11.10 漢方コラム
漢方コラム 少陽病の虚証と実証 2023年10月27日。写真は三焦分解図、腹証奇覧翼。和久田叔虎著です。傷寒論を運用する三陰三陽傷寒論の病位を診るのに、表裏の三陰三陽、三焦の上焦、中焦、下焦、内外などの判断が必要です。その判断には古方派の三陰三陽や八綱分類の技術が必要とな... 2023.10.27 漢方コラム