漢方コラム 人間の皮膚と漢方 2023年10月10日。写真はピアノとバイオリンです。真菌と水虫真菌はカビの一種の菌です。私達にご相談の多い真菌症は白癬菌とカンジタ菌による疾患です。水虫とタムシ白癬菌は、足の裏に感染すると水虫で、身体に感染するとタムシになります。白癬菌は... 2023.10.10 漢方コラム
漢方コラム 中国での思い出 2023年10月3日。写真は広島県福山市明王院です。中国の生薬市場中国に最初に行ったのは25年程前です。各中医学院で開かれる国際学会で10回ほど論文発表、講演もさせて頂きました。迎賓館にも泊めて頂きました。その後、各地の様々な生薬市場を巡り... 2023.10.03 漢方コラム
漢方コラム 痛みの漢方治療と瞑眩 2023年9月29日。写真は大分県由布市庄内町の男池の湧き水です。坐骨神経痛の漢方治療坐骨神経痛の漢方治療の適応は、一般に本人さんが壁につかまってでも自力で歩ければ治せると言われます。私は自力で歩けず息子さんに背負われて来たご婦人を治した経... 2023.09.29 漢方コラム
漢方コラム 駆瘀血剤の使い方 2023年9月26日。写真は熊本県南小国町阿蘇山、マゼノ渓谷の奥にある滝です。桃核承気湯と通導散当薬局の相談専門の先生より、「先日。先生、私の身体には通導散を使われました。古方の桃核承気湯、後世方の通導散、どちらも実証の瘀血の漢方薬です。通... 2023.09.26 漢方コラム
漢方コラム 当帰芍薬散と芍薬 2023年9月22日。写真は箱根湯本、須雲川です。当帰芍薬散と大蒜の相性当帰芍薬散は当帰、芍薬、川芎、白朮、茯苓、沢瀉の処方内容です。当帰、芍薬、川芎は血虚を補います。白朮、茯苓、沢瀉は利水の目的です。当帰芍薬散と相性が良いニンニク当帰芍薬... 2023.09.22 漢方コラム
漢方コラム 漢方の抗生物質と石膏 2023年9月15日。写真は熊本県南小国町、押戸ノ石石群。約4000年前のシュメール文字が刻まれています。漢方の抗生物質葛根湯や柴胡剤の小柴胡湯などに桔梗石膏を追加すると、上焦の化膿症である蓄膿症や扁桃腺、喉の痛みなどに効果が増大します。石... 2023.09.15 漢方コラム
漢方コラム 未病と東洋医学 2023年9月12日。写真は中国大理の街、洋人街の入り口です。未病東洋医学では未病と言う言葉を大事にします。未だ病になっていない状態で身体を正常化すれば病になることはありません。この未病に対する理論から食養生も発達してきました。東洋医学の養... 2023.09.12 漢方コラム
漢方コラム 妊娠、悪阻、乳腺症 2023年9月8日。写真は福岡城、舞鶴城です。変遷する妊娠への漢方薬私どもが漢方を始めた40数年前、不妊症の漢方薬として3大処方が有りました。当時の漢方の教科書にも載っていた処方です。当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸です。確かに当時はこの... 2023.09.08 漢方コラム
漢方コラム 不妊症と東洋医学 2023年9月5日。写真は大分県竹田市、岡城近戸門です。当帰芍薬散と貧血の不思議当帰芍薬散という漢方薬があります。陰証で虚証、寒証、貧血などを伴う血虚に使用する漢方薬です。金匱要略が出典です。本来は妊娠中の腹痛や女性の腹痛に使用する薬方です... 2023.09.05 漢方コラム
漢方コラム 漢方薬の家老と将軍、不思議な薬理作用 2023年9月1日。写真は箱根大涌谷です。漢方薬の働き、家老と将軍漢方薬には家老と将軍が有ります。甘草と大黄です。将軍の大黄便秘がちの人に大黄を使用すると、薬効が峻烈で即効、劇的な効果を発揮する場合が有ります。付けられた称号が将軍です。便秘... 2023.09.01 漢方コラム
漢方コラム 東洋医学の治療原則 2023年8月29日。写真は鹿児島県霧島市の隼人塚です。先表後裏身体の狂いである病は一人一人複数存在しています。これらの病を治療する順番が東洋医学では決まっています。併病病が進行している段階で2つに跨る病位が現れることが有ります。これを併病... 2023.08.29 漢方コラム
漢方コラム 喘息と麻黄 2023年8月22日。写真はインドネシア、バリ島です。心臓性喘息気管支喘息に似た症状で心臓喘息があります。気管支喘息と同様の症状が出ます。そのため漢方では麻杏甘石湯や五虎湯、桂麻各半湯などの麻黄剤が使われたり、新薬では気管支拡張剤などが使わ... 2023.08.22 漢方コラム