漢方コラムの記事

漢方養生

季節と土地に合わす養生

2023年11月24日。写真は大分県由布市庄内町コナラの美林です。 水は寒なり、血は熱なり 私は30代後半から40代半ばにかけ毎週のように全国を講演で廻っていた時期があります。 沖縄、福岡、関西、関東、北陸、北海道など東北以外の殆どの地区を...
東洋医学概念

湿度の高い日本の漢方

2023年11月21日。写真は大分県由布市飯盛ヶ城です。昔、この山にはお城が有ったそうです。そのまま山の名前に成っています。 日本人の特殊性 かってキノホルムと言う整腸剤であり下痢止めが有りました。 世界中で大量に使われ、安全性も確認された...
東洋医学概念

季節に合わす漢方

2023年11月17日。写真は広島県原爆ドームです。 季節と医食同源 季節に合わせ旬の物を食べるのが食の基本、食養生です。 春には春の旬の食べ物、夏には夏の旬の食べ物。季節が変われば食は変わります。 季節と漢方 では季節が変わっても漢方薬は...
漢方養生

心と身体の養生

2023年11月14日。写真は福岡市大濠公園。黒田長政が造った舞鶴城の外堀です。 睡眠と東洋医学 私達が患者さんに漢方の問診を行う時に、睡眠の状態を必ずお聞きします。 私達は睡眠の時に心と身体を回復させています。体調が悪いお病気の方にとって...
漢方雑記

日本で使われる漢方生薬、牡蠣

2023年11月10日。写真は手前が化石牡蠣を高温で焼いた焼牡蠣です。 古代の牡蠣の化石で殻が何層にもなり厚いです。奥に映っているのは岩ガキです。 生牡蠣と焼牡蠣 漢方医学が発達した2000年前、殻の厚い蠣を牡と考え、殻の薄い蠣を雌と考えた...
東洋医学理論

東洋医学から見た発熱と風邪

2023年11月7日。写真は熊本県山鹿市金剛乗寺の山門です。 発熱や風邪の注意点 発熱時の脱水 発熱をすると体温が上がり身体から水分が失われます。 高熱が続くと脱水になりやすくなります。特にお年寄りや小児では脱水を起こしやすいので注意が必要...
漢方雑記

時代で変わる漢方と東洋医学

2023年10月31日。写真は大分県豊後高田市天念寺の六所権現社。現在の身濯神社の鳥居です。 入手が困難な漢方薬 漢方薬の原料が30年程前から変遷してきています。 40年前に漢方を教えて頂き、師匠から生薬の見立てを習いました。 今まで、それ...
東洋医学理論

少陽病の虚証と実証

2023年10月27日。写真は三焦分解図、腹証奇覧翼。和久田叔虎著です。 傷寒論を運用する三陰三陽 傷寒論の病位を診るのに、表裏の三陰三陽、三焦の上焦、中焦、下焦、内外などの判断が必要です。 その判断には古方派の三陰三陽や八綱分類の技術が必...
漢方雑記

それぞれの生き方

2023年10月24日。写真は大分県竹田市久住町久住高原、童心回帰農場のチャイルドアスレチックです。 季節に合わせて 東洋医学では旧暦の1月1日から春になると考えています。 今年の旧正月は2月1日でした。来年2024年は2月10日だそうです...
東洋医学概念

急性疾患へ漢方

2023年10月20日。写真は山口県下関市と福岡県北九州市を結ぶ関門海峡です。 頓服の漢方薬 漢方薬は慢性病に永く飲むと考えられています。 急性病の治療が目的で発達した漢方 漢方の古典である傷寒論の治療法は、急性病に対し書かれています。私達...
東洋医学理論

漢方と蓄膿症

2023年10月17日。写真は福岡市福岡城コブシの花です。 蓄膿症、副鼻腔炎の漢方 蓄膿症、副鼻腔炎は風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎が引き金で発病する事があります。体質的傾向では炎症性、化膿性体質の方が多いです。 なかなか治りにくい蓄膿症は...
東洋医学概念

郷土の漢方の先生

2023年10月13日。写真は大分県由布市庄内町コナラの美林です。 スポーツ性筋肉障害と漢方 スポーツ性の筋肉障害には柴胡桂枝湯を使うことが多いです。 これを発表されたのは東洋医学会の評議員だった鹿児島の故小川幸男先生です。 表の太陽病と少...