
写真は、鹿児島市慈眼寺公園に流れている和田川と遊歩道です。
本草学2、入薬より続く
乾燥修治
実物、葉物、根物に分けて考えていきます。
- 実物。大きいほど良品です。乾燥度合いは半生が良いです。大棗、枸杞子など。
- 葉物。新芽が良品です。乾燥度合いは半乾が良いです、精油成分や香りが残る程度の乾燥です。紫蘇葉、薄荷葉など。
- 根物。太いほど良品です。完全に乾燥するほど良いです、煎じた時に細胞膜から成分が抽出されるよう完全に乾燥し固くなるまで締めます。人参、黄耆、甘草など。
黄芩だけは太くない方が良いです。根の先部分の細い部分を薬用にします。太い部分は毒性が多いです。サポニンが多いのかもしれません。
六陳八新
漢方生薬には古い物ほど毒性が抜けて身体に優しい生薬があります。賞味期限とは考えが異なります。
逆に新しい物でないと有効成分が抜けてしまい効果が期待できない物もあります。
六陳
古い生薬ほど良いのが六陳、6種の生薬です。
- 呉茱萸。中程度の陳が良いです。非常に陳なる物は質が落ちます。
- 橘皮。青臭くない程度です。
- 狼毒、ロウドク。
- 半夏。青臭くない程度です。
- 枳実。中程度の陳が良いです。非常に陳なる物は質が落ちます。
- 麻黄。影干しし少し茶色くなった物が良いです。青い麻黄は心臓負担が出ます。
その他、六陳の仲間の漢方生薬は
- 木賊、モクゾク。青臭くない程度です。
- 大黄。虫が来るほど陳なる物です。毒がある時は虫も食べません。降の働きが少ない大黄が良いです、手に持って重量感が無い大黄です。
- 芫花、ゲンカ。
- 荊芥。香りや精油が強いと発泄の働きが強いです。散になる程度の精油を残します。
八新
新しい生薬ほど良いのが八新、8種の生薬です。
- 紫蘇葉。
- 薄荷葉。
- 菊花。
- 赤小豆、アズキ。
- 桃花。
- 澤蘭、タクラン。
- 槐花、カイカ。
- 款冬花、カントウカ。
葉物、花類の散の生薬は精油の残る新しい物が良いです。私が生薬を学んだ若い時は紫蘇葉、薄荷葉は夏を超すと捨てていました。現在は冷蔵庫に保管しています。
本草学4、五味に続く





















