胆石の漢方

胆石の漢方

写真は、大分県由布市、金鱗湖の天祖神社の御神木のスギです。

胆石の漢方

実証は大柴胡湯です。虚証までの漢方薬は四逆散合茯苓飲、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯、良枳湯へとなります。胆石になると限りなく実証に近づき大柴胡湯証が多くなります。

治療には補助として胆汁製剤や利胆剤を併用します。再発防止には茯苓、沢瀉が胆石のコレステロールのシヨレステリンの沈着防止になりますので柴苓湯や五苓散などを含む漢方薬が良いです。

民間療法としては裏白樫50~70gと茵陳蒿4~10gを1日量として服用します。有効率70%と言われます。

胆のうに働く黄芩

胆石は大柴胡湯証が多く、胆嚢炎は小柴胡湯証が多いです。どちらにしても黄芩証は胆のうに問題がある場合に使用する場合が多いです。瀉心湯類も黄芩が入っています。胆のうに問題がある場合が多いです。便器に付いたら水で流れない脂溶性便も胆のう(胆汁が関係)に問題があり、瀉心湯の適応になる事が多いです。

胆石発作

黄疸の時は茵蔯の配合された処方を配合、合方します。発作の痛みには芍薬甘草湯と筋弛緩剤の併用が効果があります。ただ白い便の時は胆汁が完全に止まり胆道閉塞の可能性があります。直ぐに外科に運ぶべきです。

胆石、胆砂、膵石、腎結石を溶かす金銭草

胆石、胆砂、膵石、腎結石、膀胱結石を1日量で金銭草10茯苓4(芍薬5)で溶かしだします。

同じ青海省の金銭草でも大腸経に属する生薬じゃないと効果がありません。糸練功の出来る術者は確認してください。

連銭草はシソ科のカキドオシであり、マメ科の金銭草とは異なります。

金銭草は中国で使用する30g/Dでは、日本人では浮腫みが生じる人が多いです。私の30年間の使用経験で、日本人では10g/Dで十分な効果があります。

 

 

私がこの記事を書きました

太陽堂漢薬局

薬剤師。長崎大学薬学部卒業、日本薬剤師会会員、日本東洋医学会会員、東亜医学会会員、伝統漢方研究会会員。20代前半に、現代薬理学から漢方医学に入り40年以上が過ぎました。色々な流派の先生に師事し、最後は故入江正先生に師事し臨床医学を継承しています。

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