椎間板ヘルニア。かけ橋掲載分。
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病院から腰椎椎間板ヘルニアと診断
1979年生、女性
右足付け根あたりからふくらはぎに痛みがあり、病院から腰椎椎間板ヘルニアと診断された。3年前にも同じような症状があり、現在は病院へ2ヶ月程通院している。腰椎は1番から5番まで5つある。
糸練功での音素胗にて腰椎の反応を捉える事が出来る。病院では腰椎5番目の椎間板ヘルニアとの診断。音素胗では第5腰椎は、ナの音に反応する。骨密度を上げて痛みなどの症状を改善する煎じ薬と骨や軟骨の修復を助ける粉剤を選薬した。
腰に負担がかかるとまだぶり返す段階
漢方治療開始から3ヶ月間、痛みは順調に回復して行った。4ヶ月目に入ったころ、痛みが再発した。合数は、経絡病4.4合。臓腑病6.3合の状態。腰に負担がかかるとまだ症状をぶり返す段階である。
椎間板ヘルニアなど、骨の疾患は治るまでの間、極力骨への負担を避けないといけない。日常生活でのご養生を守りつつ漢方治療を続けられた。その後、足の痛みは治まっているが、階段の昇り降りがスムーズに行かない。大腿四頭筋を鍛える運動法もお伝えした。痛みはないものの腰のだるさが出やすい。骨を支える筋肉を鍛える為に、ストレッチや全身運動、身体が温もる長風呂もお勧めした。
症状が消失してから半年程、再発防止の目的で煎じ薬を続けて頂き漢方治療終了となった。
漢方薬と養生で軽快する椎間板ヘルニア
1978年生、男性
半年ほど前より腰痛が始まり、いよいよ痛みと痺れが酷くなった。病院でMRIの検査をした所、神経を圧迫する腰椎椎間板ヘルニアと診断された男性から相談を受けた。出張が多く車や新幹線等を利用する事が度々あり、同じ姿勢で長時間過ごす事があると言う。
糸練功の音素診により、原因となる骨の場所を探ると腰椎4番5番に桂枝加朮附湯合防已黄耆湯証の反応を捉えた。
腰椎4番5番は、腰を駆使すると痛めやすい
一般的に腰椎4番5番は、力仕事や同じ姿勢で過ごす等、腰を酷使すると日常生活でも痛めやすい場所である。煎じ薬が非常に効果の高い処方だが、出張が多く服用が難しい為、今回は当薬局で開発した骨や軟骨を修復するグルコサミン製剤と骨を組成するミネラル製剤の2種類で治療を進めた。また、ご自宅で出来る食事や運動の養生をお伝えした。
- 骨を強くするミネラル豊富な小魚、海藻類を積極的に摂る
- ミネラルを排出する酢の物や玄米は控えめにする
- 痛みがない時は、骨を支える筋力をつけるストレッチを行う。大腿四頭筋と腹筋、背筋を鍛えると全身の筋力アップに繋がる
- 畳や床に座る時は、座布団等の柔らかい上に座る
等他にも細かく養生をお願いした結果、今では腰痛があった事を忘れる位となった。痛みは漢方薬の最も得意とするところである。