アレルギー性鼻炎、花粉症1

アレルギー性鼻炎、花粉症1

写真は、愛媛県今治市、村上海賊ミュージアムです。

アレルギー性鼻炎の中で花粉にアレルギーがあるのが花粉症です。アレルギー性鼻炎に最も汎用される小青竜湯は、私の師匠である故入江正先生の臓腑配当は心包になっています。私の配当は膀胱と心包です。

小青竜湯加石膏

現在は小青竜湯証は非常に少なくなっています。非常に増えているのが小青竜湯加石膏証です。温暖化や冬の暖房による内熱の蓄積、夏の冷房による発汗不足、肉類や油ものの摂り過ぎ、緑の野菜の不足など原因として考えられるのは様々です。

石膏量

石膏は7g/Dで変化する薬味です。7g以下はクシャミや鼻水などの頻に対して使います。7g以上は清熱です。エキス剤の場合は石膏の煎液で服用しても良いです。

アレルギー性鼻炎と蓄膿症、副鼻腔炎

アレルギー性鼻炎の病因は水毒が多いです。蓄膿症の病因は血毒が多いです。ただアレルギー性鼻炎が原因で蓄膿症が併発している場合も多いです。その場合は併病の治療になります。同様に鼻炎と結膜炎が同じ花粉を原因としてる場合も鼻炎と結膜炎は東洋医学の証が異なるため別の治療となります。アレルギー性鼻炎は二陳湯などの半夏の胃内停水の上衝が中心であり、結膜炎は越婢加朮湯や苓桂朮甘湯など表の水毒や白朮茯苓の胃内停水が中心になります。半夏の胃内停水は陽証であり白朮茯苓の胃内停水は陽から陰証です。

右迎香

故入江正先生が大腸経の右迎香に反応があればアレルギー性鼻炎とお教えくださりました。風邪のウイルスの場合は、古方派の甲把南栄先生の腹診図の風毒塊に反応が出ます。同じ鼻水でも右迎香に反応があればアレルギー性鼻炎による鼻水、風毒塊に反応があれば風邪による鼻水と推測できます。

アレルギー性鼻炎、花粉症2へ続く

私がこの記事を書きました

太陽堂漢薬局

薬剤師。長崎大学薬学部卒業、日本薬剤師会会員、日本東洋医学会会員、東亜医学会会員、伝統漢方研究会会員。20代前半に、現代薬理学から漢方医学に入り40年以上が過ぎました。色々な流派の先生に師事し、最後は故入江正先生に師事し臨床医学を継承しています。

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