
写真は、野イチゴです。
本草学4、五味より続く
気味は鼻と舌で感じる本草学です。
気味の厚い薄いの意味
気味の厚薄の意味。厚いは強い濃いです。薄いは弱い薄いです。
臓腑との働き
同じ臓腑に配当される薬方、薬味でも働きが異なります。何故、同じ臓腑配当なのに働きが異なるのでしょうか?
それは気味の厚薄が異なるからです。同じ肺の臓の辛いに配当されても、蘇葉と薄荷葉は異なります。両方とも気は厚いです。しかし蘇葉は味がやや濃く、薄荷は味が薄いです。
鼻で感じる気
鼻では気の厚薄を感じます。
気の厚い薬味は気剤の働きが強いです。気の厚い薬味でも利水剤や血剤が有りますが、気の薄い薬味は利水剤か血剤になります。
- 気厚いは浮です。気の発散作用があります。散の働きです。陽中の陽に使います。
- 気薄いは降です。気の下降作用があります。収の働きです。陽中の陰に使います。
舌で感じる味
舌で味の厚薄を感じます。
- 味厚いは沈です。気の泄利作用があります。裏へ使い、陰中の陰に使います。
- 味薄いは升です。気の上昇作用があります。表へ使い、陰中の陽に使います。
例えば
発汗させるには、表で散の薬味を選びます。具体的には、味が薄く、気が厚い生薬、薬方、食材です。味が薄く辛みが強い薬味、食材です。
二便を利するには、裏で降の薬味を選びます。具体的には、味が厚く、気が薄い生薬、薬方、食事です。大黄、芒硝は気が薄く味が厚いです。
私がこの記事を書きました
太陽堂漢薬局
薬剤師。長崎大学薬学部卒業、日本薬剤師会会員、日本東洋医学会会員、東亜医学会会員、伝統漢方研究会会員。20代前半に、現代薬理学から漢方医学に入り40年以上が過ぎました。色々な流派の先生に師事し、最後は故入江正先生に師事し臨床医学を継承しています。






















