本草学4、五味

本草学4、五味
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写真は、佐賀県、白ごまの収穫前です。

本草学3、乾燥修治、六陳八新より続く

五味

五味の働き

舌で感じる五味、目で判断する五色は、臓腑配当を決める生薬・処方の重要な要素になります。

 1.五味の働きとして、素問臓気法事論篇では「辛は散じ、酸は収め、(甘は緩くし)、苦は堅くし、鹹は軟らかくす」と有ります。

五味の食べ過ぎと害

  1. 五味の食べ過ぎの害が、素問五臓生成篇には書いてあります。(五味の合する臓器、多食により相剋の傷る所)「肝は酸を欲し・・・酸の多食は肉縮み唇揚がる」肝の酸の食べ過ぎで相剋の脾に影響することが書いてあります。
  2. 同様に素問生気通天論篇には過食による相剋の害が「酸の過食は以って脾気すなわち絶す・・・
  3. 五味の多食は相剋の害だけでなく肝自体が酸に侵されることが、素問宣明五気篇に「酸は筋(肝)に走る。筋病(肝の病)は酸を多色する無かれ」と書かれています。

肝の五味は酸です。発酵食品も含まれます。

五味の働きや効果の記述は少数です。代わりに多色の害を素問の養生法には何回も書かれています。

五味の毒消し

素問臓気法事論篇には五味の毒消しが書いてあります。

  • 酸は辛により瀉される。
  • 苦は鹹により瀉される。
  • 甘は苦により瀉される。
  • 辛は酸により瀉される。
  • 鹹は甘により瀉される。

実際に唐辛子の辛さは、酢の物で一瞬で消失します。

本草学5、気味の厚薄へ続く

私がこの記事を書きました

太陽堂漢薬局

薬剤師。長崎大学薬学部卒業、日本薬剤師会会員、日本東洋医学会会員、東亜医学会会員、伝統漢方研究会会員。20代前半に、現代薬理学から漢方医学に入り40年以上が過ぎました。色々な流派の先生に師事し、最後は故入江正先生に師事し臨床医学を継承しています。

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