漢方コラム

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熟地黄と乾地黄の働きの違い

2023年1月17日。写真は、熊本県南小国町黒川温泉の上の草原が広がる風の丘です。非常に重要で繁用される漢方薬味に地黄があります。地黄の使い分け市場には生地黄が無いため、実際には乾地黄と熟地黄を使い分けています。漢方では古方派は乾地黄を好み...
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傷寒論宋版の桂枝湯条文

2023年1月13日。写真は長野県白馬八方尾根です。桂枝湯傷寒論の最初に出てくる薬方が桂枝湯です。煎じ方、飲み方、改善例、判断基準など非常に参考になります。煎じ方、飲み方傷寒論宋版、桂枝湯条文より「桂枝湯の方。中略。水七升を以て微火に煮て、...
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胃内停水

2022年9月26日。写真は、大分県豊後大野市、原尻の滝です。胃内停水と舌診東洋医学では望診で皮膚の表面から身体の内部の変化を見ます。望診の中の眼瞼内側の粘膜や舌診は粘膜を通じ診るため、より細かく身体の変化を診る事ができます。舌診舌には脂肪...
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消化器と漢方

2022年9月23日。写真は、大分県豊後大野市、水車です。漢方とアトニー型、カタル型体質は大きく炎症性か弛緩性で二つに分ける事が出来ます。アトニー胃アトニーと言う用語があります。アトニーとは筋肉の緊張、収縮力が失われた状態です。身体の胴が細...
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漢方薬の不思議な疑問。柴胡、黄芩、芍薬、人参、牡蠣、甘草

2022年9月5日。写真は、大分県由布市。亀の井別荘です。小柴胡湯による間質性肺炎30年ほど前、漢方薬が化学薬品の副作用防止として使われていた時代がありました。その時、盛んに使われいたのが小柴胡湯です。漢方薬の出荷額の圧倒的トップが小柴胡湯...
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腹部の動悸としこり

2022年8月15日。写真は、家伝薬の陀羅尼助製造家です。心古方派の腹診では、心臓部分の動悸を心悸と言います。心臓の動悸と別に、腹部を触ると動悸に触れる事があります。心下悸、臍上悸は水分の動、臍下悸は腎間の動。左腹部大動脈の拍動などがありま...
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形象薬理学と漢方

2022年7月29日。写真は、熱海のグランバッハです。吹き出す皮膚病東洋医学の本草学や食養生では、形象薬理学に基づき入薬という概念があります。形象薬理学は姿、形、色、植生が効能に影響を与えると言う考え方です。入薬は根の働き、葉の働き、実物の...
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皮膚病の判断から水疱、アトピー性皮膚炎へ

2022年7月26日。写真は、博多日航ホテルのチャペルです。皮膚病の東洋医学の判断私を含めた日本の古方派の漢方家は、何でも三陰三陽で証の判断をします。皮膚病の場合も、蕁麻疹、化膿症、掻痒症、水疱、進行性指掌角皮症など、三陰三陽で診ると確かに...
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色々な病と漢方

2022年7月9日。写真は、熊本県小国町。滝の裏に廻れます。鍋ヶ滝です。血流障害の壊疽30代の子宮内膜症の方を漢方治療したことがあります。その女性はご自分が調子が良いのでお母さまを連れてこられました。お母様がズボンを捲られると、膝から下の向...
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四季、陰陽と漢方

2022年7月5日。写真は、鹿の群。湯布高原です。四季の季節に合う養生法東洋医学の四季は、新暦ではなく旧暦で考えます。四季は旧暦節分の次の日、立春から春が始まります。同様に立夏、立秋。立冬と季節が変わります。春は陰中の陽新暦2、3、4月です...
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気血両虚

2022年6月30日。写真は、久住タデ高原です。先日、九州の伝統漢方研究会でお話した内容です。気血両虚の考え方気血両虚と言う漢方概念があります。代表的な処方に八珍湯があります。十全大補湯は八珍湯に黄耆と桂皮を加えた加味方です。八珍湯八珍湯は...
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掻痒症の漢方。証の決め手

2021年1月12日。写真は長崎市、眼鏡橋です。皮膚掻痒症の漢方治療漢方に相談に来られる患者さんで、皮膚掻痒症の患者さんは意外と多いです。掻痒症は発疹が無いのに痒みが酷い疾患です。望診でも痒みを訴えるのに発疹などがありません。痒みが酷いのか...