進行性指掌角皮症と漢方

2022年7月5日;(写真は 今年大量発生の鹿の群、湯布高原 です。)

東洋医学では、すべての病が太陽病(タイヨウビョウ)から少陽病(ショウヨウビョウ)、陽明病(ヨウメイビョウ)、太陰病(タイインビョウ)、少陰病(ショウインビョウ)へと進行すると考えています。

進行性指掌角皮症は女性に多い手の皮膚疾患です。
洗剤負けと言われる場合もあります。
女性の利き手の人差し指から始まる事が多い皮膚病です。その後、両手に広がっていきます。
酷くなると指先の皮膚が薄くなり指紋が消失します。皮膚が薄くなると物を触るのにも痛みが伴います。

漢方治療では
少陽病位で三物黄芩湯(サンモツオウゴントウ)や加味逍遙散(カミショウヨウサン)、麻杏薏甘湯(マキョウヨクカントウ)などが使用されます。
陽明病位で大黄牡丹皮湯(ダイオウボタンピトウ)や防風通聖散(ボウフウツウショウサン)などです。

進行性指掌角皮症で意外と多いのが陰証(インショウ)です。しかも表(ヒョウ)の燥証(ソウショウ)が多いです。
その為、湿度の低い乾燥した冬場(陰期)に悪化する方が多いです。

陰証の太陰病位では、温経湯(ウンケイトウ)や当帰四逆加呉茱萸生姜湯(トウキシギャクカゴシュユショウキョウトウ)、薏苡附子敗醤散(ヨクイブシハイショウサン)などが使われます。