漢方薬の不思議な疑問、黄芩

2022年9月5日;(写真は 大分県由布市 亀の井別荘 です。)

漢方薬の不思議な疑問、柴胡(サイコ) から続く

最近、黄芩(オウゴン)の質が更に悪化してきているのでしょうか。以前は無かった柴胡桂枝乾姜湯(サイコケイシカンキョウトウ)などでも黄芩のアクが問題になっているようです。柴胡桂枝乾姜湯に含まれる黄芩量2gに対し、桂皮(ケイヒ)量は2gの等量です。

柴胡桂枝乾姜湯の桂皮は広南桂皮(カンナンケイヒ)ではなくベトナム桂皮を使用することが多いです。柴胡桂枝乾姜湯でも桂皮量を増量するか、広南桂枝に切り替えると黄芩のアクは解消するかもしれません。

野生の黄芩は4年根以上を採取します。栄養豊かな畑の栽培品の黄芩は2年根で採取されます。
創業以来40年間、太陽堂漢薬局では黄芩は野生品の尖黄芩(センオウゴン)しか使っていません。尖黄芩は黄芩の根の先端部分です。先端以外は破棄すべき生薬です。
最近の尖黄芩は野生品でも太い部分が混在しているように感じます。

黄芩にはバイカリンという成分があります。
畑で栽培した黄芩はバイカリン含量が多く17%、18%等ざらに有ります。太陽堂漢薬局では14%未満の尖黄芩しか使用しません。

バイカリン含量の多い黄芩は糸練功の副作用診に引っかかります。
バイカリンが肝機能を悪化させたり、黄芩の毒ではありません。
ただバイカリン自体に問題はなくても、バイカリン量が多い黄芩に含まれるサポニンに問題があるのではと考えています。