不整脈(期外収縮)

心臓のリズム

心臓のリズムと不整脈のメカニズムとは。
通常1分間に60から80の規則正しいリズムが正常な状態になります。

この心臓のリズムは右心房の洞結節からの電気的刺激により作られます。不整脈はこのリズムが異常になり狂った状態です。

不整脈には脈が飛ぶ期外収縮、速くなる頻脈、遅くなる除脈の大きく3タイプに分けられます。不整脈から心不全を起こすことがありますので注意が必要です。
また心房細動になると心房の収縮スピードが速くなるため、ポンプが上手く働かずに心房中に血液がうっ滞します。そのため心房内で血液が固まりやすく血栓が出来やすくなります。出来た血栓により脳梗塞を起こしたり突然死を起こすこともあります。
不整脈の患者さんは、心臓と言う臓器のため非常に不安をお持ちです。

不整脈と期外収縮の漢方薬

期外収縮や不整脈には昔から使われる炙甘草湯が最も有名です。

また激しい不整脈に使用する漢方薬から難治性の期外収縮や不整脈に使用する漢方薬まで数多くの治療薬が漢方にはあります。
例を挙げると

桂枝加竜骨牡蠣湯

体質虚弱で神経過敏の傾向があり気分は憂鬱で物忘れが多く、夜が眠れなかったする人。夜に眠れても夢が多く熟睡できない人の不整脈、期外収縮に桂枝加竜骨牡蠣湯は用いられます。

桂枝甘草竜骨牡蛎湯

上記の桂枝湯の加味方である桂枝加竜骨牡蠣湯と処方名が似ていますが別処方です。こちらは桂枝甘草湯の加味方となります。激しい動悸や不整脈や期外収縮に用います。心悸亢進の激しい時に頓服としても用いられます。

増損木防已湯

木防已湯に紫蘇子、桑白皮、生姜を加えます。慢性的な心臓疾患に用います。少し体を動かしても息切れがし浮腫がある人が多いです。

茯苓杏仁甘草湯

胸痛や背中の痛みがあり動悸がして呼吸促迫する人に用います。虚証の人が多いです。

苓桂朮甘湯

動悸やめまいがあり尿利が減少している人の期外収縮や不整脈に用います。ややのぼせ症で自律神経失調症の傾向があります。

鍼砂湯

苓桂朮甘湯に牡蠣、鍼砂、人参を加えた処方です。難治性の心臓疾患や不整脈に用いることがあります。

炙甘草湯

心悸亢進や呼吸促迫が主訴です。動悸、不整脈、期外収縮、息切れを目標に使用します。皮膚が乾燥気味で口渇や煩熱のある人に用います。処方中の地黄、麦門冬は皮膚乾燥に、地黄は口渇や煩熱に効果があります。

九味檳榔湯

下半身に浮腫みがある人で息切れがある人に用います。浅田流ではこの薬方に呉茱萸と茯苓を加えて効果を上げます。薬方中の厚朴、木香、蘇葉は全て気剤となります。

半夏厚朴湯

喉に物が詰まった感じや喉が塞がる感じがする、取り越し苦労が多く憂鬱感のある人に用います。また激しい動悸やめまい等の不安発作のある人もいます。

柴胡桂枝乾姜湯

身体虚弱で微熱が有ったり食欲不振がある人。心臓病には呉茱萸と茯苓を加味します。

柴胡加竜骨牡蠣湯

便秘がちで尿利減少の傾向があり突然の動悸や不整脈がある人。下半身がだるく、やや浮腫み傾向のある人が多いタイプの不整脈に使用します。

期外収縮と不整脈 漢方太陽堂での改善例報告

不整脈と期外収縮 漢方太陽堂での改善例報告

漢方治療にて改善、治療終了された多くの皆様から勇気と希望をもらえたら良いですね。
漢方治療を少しでも御理解して頂きたく漢方太陽堂での実際に治療された患者さんの改善例を御紹介致します。
諦めずに。1人じゃないですよ。希望を持って一緒に病を治していきましょう。

先天性心室中隔欠損と心臓弁膜症に心室性期外収縮

84歳 女性 No.3286
先天性心室中隔欠損で心臓弁膜症。心室性期外収縮にて不整脈がでる。

大学病院からのお薬を飲んでいるが、1週間に2回程ほど動悸又は不整脈が1から2時間程おきる。

治療 2ヵ月後 不整脈も期外収縮も動悸も殆ど治まっています

漢方太陽堂の漢方薬を毎日1から2回服用し不整脈と動悸は殆ど治まっています。
週1回程度、治まらない時に病院の頓服薬を服用する程度に改善しています。

治療 7ヵ月後 調子も良く、漢方薬を飲み続けています

おかげ様で調子も良く漢方薬を飲み続けています。
自律神経失調症に効く漢方太陽堂の漢方薬も飲み始めましたよ。

治療 8ヵ月後 めまいも改善しています

調子が良いです。
自律神経の漢方薬もください。めまいも改善しています。続けて飲みたいです。

漢方太陽堂より

調子がよろしいようですね。
めまいも改善されて来た様で本当に良かったですね。続けて飲みたいとの事、きっとその様なお気持ちが改善を速めると思いますよ。
これから調子の良い状態が続く時もあるかと思いますが体質改善終了までお付き合い下さいね。

治療 1年後 動悸、不整脈もなく

現在お陰さまで不整脈の調子は安定しています。

漢方太陽堂より

この患者さんは当初は年齢的なものもあり、気血両虚の体力を付ける漢方薬と心臓の機能を高める漢方薬をご服用されました。
治療途中から眩暈も併発され、自律神経の漢方治療を追加し眩暈も不整脈もない安定した生活を送られる様になりました。