麻杏薏甘湯、麻子仁丸、木防已湯、熊胆円、薏苡仁湯
発熱して特に夕方熱が上がり、諸関節や筋肉が腫れて痛む方に用います。この腫脹は特に強いものではなく、痛みも割合緩和です。方意。虚実。少陽病、実証。十二臓腑配当。手の関節筋肉の腫れ、四肢の疼痛、浮腫。燥証としての午後のほてり、皮膚の枯燥、フケ。表の寒証としての悪寒、発熱。備考。麻杏薏甘湯証は、汗が出た後、風に当たり、長い間身体を冷やしたために起こることが多いです。これを東洋医学の言葉では、風湿といいます。この風湿により関節が腫れて激痛があるものには蒼朮、附子を加えると効果を示します。