太陽堂漢薬局

痔核、痔ろう、脱肛

排便時に脱出する痔核

痔核男性64歳。痔核、出血有り。患者さんは以前、病院で内痔核と診断された。お酒を1日に1合位飲んでいる。とのことである。排便時に出血と痔核が脱出すると訴えられる。また左下腹部に張りと軽い痛みがある。
痔核、痔ろう、脱肛

20年来の悩んだ脱肛

漢方の症例報告。脱肛女性77歳。2年前に脱肛の手術をしたが、手術後1年ほどで脱肛が再発した女性。「もう手術はしたくない」と言われ漢方治療を希望された。服用1ヵ月後、みるみる脱肛が良くなり、本人はビックリしていらっしゃる。太陽堂漢薬局より。手術を要する脱肛が1ヶ月ほどで改善する事も良くあり、逆に治療に時間が掛かる人もいる。
漢方薬

補中冶湿湯、麻黄加朮湯、麻黄加苓朮湯、麻黄附子細辛湯、麻黄湯、麻杏甘石湯

適応疾患。浮腫、水腫、腎炎、ネフローゼ症候群、腹水。漢方の証、方意。病位、虚実。少陽病、虚証。麻黄加朮湯、麻黄加苓朮湯。金匱要略。適応疾患。関節炎、慢性関節リウマチ、一酸化炭素中毒、腎炎、ネフローゼ症候群、慢性副鼻腔炎。漢方の証、方意。病位、虚実;太陽病、実証。十二臓腑配当。心、胃、膀胱。方意;表の水毒。身煩疼、四肢疼痛、頭痛。
痔核、痔ろう、脱肛

肛門が出ていて痛く、中に入らなくなってしまった女性

肛門が出ていて痛く、中に入らなくなってしまった女性より相談を受けた。相談を受ける3年位前にも肛門の痛みが出ていたとのこと。糸練功で確認した所、原因となる肛門の瘀血の反応を確認する。痛みを取る為の煎じ薬を選薬し、原因となる肛門の瘀血には、瘀血改善剤を選薬し養生と共に様子を見て貰う事とした。
漢方薬

麻杏薏甘湯、麻子仁丸、木防已湯、熊胆円、薏苡仁湯

発熱して特に夕方熱が上がり、諸関節や筋肉が腫れて痛む方に用います。この腫脹は特に強いものではなく、痛みも割合緩和です。方意。虚実。少陽病、実証。十二臓腑配当。手の関節筋肉の腫れ、四肢の疼痛、浮腫。燥証としての午後のほてり、皮膚の枯燥、フケ。表の寒証としての悪寒、発熱。備考。麻杏薏甘湯証は、汗が出た後、風に当たり、長い間身体を冷やしたために起こることが多いです。これを東洋医学の言葉では、風湿といいます。この風湿により関節が腫れて激痛があるものには蒼朮、附子を加えると効果を示します。
その他の精神神経症

元気に生活しています

女性16歳。元気に生活しています。本人も最近は出来るだけ早く寝るように心掛けている様です。太陽堂漢薬局から患者さんへ。元気な様子で安心しました。早く寝る様に心掛けていらっしゃるのですね。十分な睡眠は大切です。これから暑くなって来ます。水分補給にも気をつけて下さいね。
痔核、痔ろう、脱肛

出産後より肛門が出て、排便の時は必ず脱出

患者さんは出産後より肛門が出て、排便の時は必ず脱出するそうである。出血と痛みが酷いと訴えられる。問診の結果、血圧は最高血圧96、最低血圧50、低血圧症である。生理は順調で生理痛も無い。冷たい物を摂ると下痢をし易い、あまり汗は掻かないそうである。舌診では薄い白苔があり、やや湿り太陰病位を窺わせる。
精神神経症

左手と口唇左側が麻痺した男性

左手と口唇左側が麻痺した男性の相談を受けた。3月末より麻痺が生じ、4月より1ヶ月程入院したが麻痺は改善しなかった。病院では脳卒中の疑いで検査されたが原因が分からないとの事である。問診を行うと、軽度の不整脈が有る以外に特別な特徴が無い。望診上は虚実中間よりやや虚証、痩目で年齢にしては筋肉に締まりがある。糸練功で麻痺の部分を調べると0.5合に異常がある。また同じ合数に五志の憂が一致する。他にこれと言った異常は見つからない。
漢方薬

柴陥湯、柴葛解肌湯、柴胡加竜骨牡蠣湯、柴胡桂枝湯、柴胡桂枝乾姜湯

小柴胡湯証に準じ咳が酷く、かつ胸が痛むものに用います。胸脇部の充満感、圧迫感と咳が出るときや呼吸を深くしたときに胸が痛み痰が切れ難い人に特に用います。小柴胡湯と小陥胸湯の合方です。小柴胡湯単独より消炎鎮痛作用が大きいです。
漢方薬

抑肝散、理中湯、人参湯、竜胆瀉肝湯、六君子湯、立効散、五味立効散

抑肝散加陳皮半夏は抑肝散に陳皮と半夏を加えたものです。抑肝散加芍薬は抑肝散に芍薬を加えたものです。抑肝散加芍薬黄連は抑肝散に芍薬と黄連を加えたものです。適応疾患。神経性衰弱症、ヒステリー、婦人更年期障害に発する神経症、中風、夜啼、疲労症、不眠症、四肢痿弱症、悪阻、小児の癇症、血の道症、チック、脳卒中後遺症、くる病、癲癇、夜の歯ぎしり、パーキンソン症候群。使用目標。不機嫌で怒りやすく、神経過敏で、せっかちになり、興奮してよく寝れない方に用います。
漢方薬

苓甘姜味辛夏仁湯、苓桂朮甘湯、苓姜朮甘湯、連珠飲、六味丸、六味地黄丸

適応疾患。肺気腫、慢性気管支炎、気管支喘息、心臓弁膜症、慢性腎炎、ネフローゼ症候群、心不全、百日咳、花粉症。使用目標。喘鳴、喘咳、咳嗽、息切れなどがあり、浮腫を伴う方で、冷え性で貧血症の方に用います。漢方の証、方意。病位、虚実。太陰病、虚証。十二臓腑配当。腎。方意。上焦の水毒による稀薄な喀痰、咳嗽、顔面浮腫や寒証としての顏色不良、貧血、手足の冷え。虚証としての疲労倦怠。しばしば水毒による浮腫、尿不利などにも用います。
心臓疾患

症状が再悪化、胸痛を訴えられ3ヵ月後に再手術の予定

患者さんは3年前、フーセン治療の手術を行っている。しかし今年4月より症状が再悪化、朝方運動時に胸痛を訴えられる。3ヵ月後に再手術の予定である。病院の検査では冠状動脈が石灰化しているとの事。バファリンCとパナルジンの投薬を受けている。眼瞼は充血、水分の摂取が多く降圧剤を服用中。舌下静脈は怒張。糸練功で調べると心経陽証1合3プラスに心筋梗塞の激痛を捉える上焦の水毒証。