20年来の悩んだ脱肛

脱肛

脱肛が消失した。漢方改善例

患者さんから改善のお声。順次掲載。論文、改善例のご案内はこちら

脱肛と漢方薬治療

患者さんは20年前から脱肛がある人です。

「出血は少量ですが、疲労したり腰痛があると脱肛が出る。」と訴えられる。「脱肛の調子が悪いと、排便後直ぐにまた便意が来る。」そうです。

治療開始

漢方薬の補脾剤を通常の倍量と、漢方薬の代謝賦活剤の服用を開始する。

服用4、5日目

驚いた事に「わずか4、5日で脱肛が消失した。」と報告がある。著効である。

服用1ヵ月後

「漢方薬の補脾剤と新陳代謝機能改善剤を服用していると、脱肛は起こらない。」そうである。「漢方薬をサボると時々脱肛する。」と報告された。

服用2ヵ月後

「脱肛は全く無くなった。」そうである。

服用3ヵ月後

脱肛は無くなり、出血が僅かに有るだけになった。漢方の止血剤を追加する。

服用4ヵ月後

漢方薬の補脾剤と止血剤で、出血も脱肛も完全に消失した。

治療終了

再発防止のため1日1回漢方薬の補脾剤をその後服用した。

脱肛の手術後、再発した脱肛

女性。77歳

脱肛、出血無し。

患者さんは、2年前に脱肛の手術をしたが、手術後1年ほどで脱肛が再発した女性です。「もう手術はしたくない」と言われ漢方治療を希望された。

治療開始

漢方薬の補脾剤と漢方の代謝賦活剤の服用を開始した。

服用1ヵ月後

みるみる脱肛が良くなり、本人はビックリしていらっしゃる。

服用3ヵ月後

「脱肛は、ほとんど改善した。」そうである。患者さんは、「漢方で脱肛が簡単に良くなるのを知っていたら、手術をしなかったのに。」と後悔されていた。

治療終了

この女性は、その後3ヶ月ほど再発防止で漢方薬の補脾剤と漢方の代謝賦活剤を服用した。

太陽堂漢薬局から患者さんへ

手術を要する脱肛が1ヶ月ほどで改善する事も良くあり、逆に治療に時間が掛かる人もいる。一人一人、治るスピードが異なるのも漢方治療の一つの特徴である。

脱肛で下痢を伴う

女性。74歳

脱肛、出血無し。

患者さんは74歳の女性である。「もう長いこと脱肛で苦しんできた。」と言われる。「排便は1日3、4回柔らかい便がでて、その度にトイレが苦痛だ。」と言われる。

治療開始

漢方薬の補脾剤を通常の倍量と、漢方の代謝賦活剤の服用を開始した。

服用2ヵ月後

「だいぶ楽になってきた。」と喜ばれる。「排便時に少し出血がある。」と言われ、痔核が有る可能性もある。

服用7ヵ月後

「脱肛は、たまにしか無く、快調だ。」と、「身体も元気になった。」と喜ばれる。

服用10ヵ月後

「脱肛は、まったく無くなった。」と報告された。

治療終了

その後4ヶ月間、再発防止のため漢方薬の補脾剤と漢方の代謝賦活剤を服用された。

太陽堂漢薬局から患者さんへ

脱肛は通常量では効果が薄いことが多く、漢方薬の補脾剤を少し多めに1.5から2倍ほど服用した方が効果が確実である。

脱肛。手術を勧められていた

女性。62歳

脱肛で出血無し。「数年前から脱肛が出だした。」そうである。以前、病院に診察に行ったら「手術をしないと治らない。」と言われたそうである。本人は甘い物が好物で、見た目にもひ弱そうな感じがする。

治療開始

漢方薬の補脾剤と、漢方の代謝賦活剤の服用を開始した。

服用3ヵ月半後

「排便時に肛門が脱出する回数が減った。」そうである。

服用6ヵ月後

「脱肛は、ほとんど無いが、肛門に違和感が少し残っている。」そうである。

服用11ヵ月後

「脱肛も肛門の違和感も無くなった。」と報告された。

治療終了

その後、再発防止に4ヶ月ほど服用された。

脱肛。便秘を伴う

女性。21歳

脱肛、出血無し。

便秘症の女性で、ほとんど毎日便秘薬を服用している。排便の時には必ず脱肛し、排便後、「手で押し込むと肛門に収まる。」とのこと。「普段でも、時々脱肛してることがある。」そうである。

治療開始

脱肛治療に漢方薬の補脾剤と漢方の代謝賦活剤を服用。便秘の改善に漢方の便秘薬を併用した。

服用3ヵ月後

漢方内服治療と同時に、ダンベルなどの筋力トレーニングをお勧めした。

服用8ヵ月後

「だいぶ良くなったが、排便の時に、まだ脱肛をすることがある。」そうである。

治療終了

その後、4ヶ月ほど再発防止で漢方薬を服用された。

太陽堂漢薬局から患者さんへ

脱肛は内臓下垂の一つです。筋力トレーニングを併用した方が治り易く、再発しにくいです。ただ縄跳びやジョギング等のジャンプする運動は、しばらく控えます。

脱肛。産後に成った

女性。44歳

脱肛、出血少量。

「出産後、脱肛になり、その後20年間脱肛が続いている。」と言う。「排便の時は必ず脱出し、入れると入る。」そうである。しかし「排便時以外にも、日常生活で肛門が脱出している事が多い。」そうである。

治療開始

脱肛治療に漢方薬の補脾剤2倍量と、漢方の代謝賦活剤の服用を開始した。肛門が脱出したら、出しっぱなしにせずに、必ず肛門内に収める癖を付けるよう指導した。

服用3ヵ月後

「少し良いような気がするが、症状に変化は無い。」と報告された。

服用4ヵ月後

相変わらず「排便時は必ず肛門が脱出する。」そうである。「日常生活での脱出は、多少和らいだ様な感じがする。」とおっしゃる。

「私の脱肛は、漢方薬では良くならないのでは」と言い、「やはり手術しかないかも」と悲観的になられる。漢方薬の内服と同時に筋力トレーニングをするように指導する。

服用6ヵ月後

「最近、排便時に肛門が脱出しない事が時々ある。」そうである。

服用9ヵ月後

「日常生活での肛門脱出は、ほとんど無くなった。」そうである。また「排便時には肛門脱出はあるが、出ても入れやすいし、回数も減ってきたようです。」とのこと。

服用1年後

「ほとんど肛門脱出は無くなった。」そうである。この患者さんは、治るスピードが遅く、非常に苦労された患者さんでした。

治療終了

この患者さんは、その後、1年間ほど漢方薬の服用を継続された。

太陽堂漢薬局から患者さんへ

脱肛は、漢方薬の服薬と同時に、筋力トレーニングなどで身体を鍛えると早く改善する傾向にあるようです。