漢方生薬 瓜子、冬瓜子、藿香、葛根、滑石、栝楼仁、瓜呂仁 冬瓜子は冬瓜の種子であり、漢方では消炎性利尿、排膿薬として水腫および癰腫に用いられます。冬瓜は、他の瓜類より遅く成熟し、霜が降るようになって後に熟すので冬瓜の名を得ました。 2016.05.10 漢方生薬
漢方生薬 乾姜、甘草、栝楼根、瓜呂根、枳殻、枳実、桔梗 干した生姜のことを乾姜といいます。生姜中の揮発しやすい精油を取り除いて、辛味成分のみにしたものです。乾姜は茶褐色で澱粉が糊化して乾燥された固い塊になっており、口を焼くような精油らしきものがないのが特徴です。漢方の古典では小生姜を使用します。奈良時代に日本に漢方薬として伝わって来ています。一方、現在の日本の生姜は大生姜で、江戸時代に伝わって来た生姜です。 2016.05.09 漢方生薬
漢方生薬 陳皮、朝鮮人参、地楡、竹茹、沈香 ミカンの果皮を陳皮に当てています。黄色くなったミカンの果皮を日乾しにして長く保存し古いものとして使いますので、陳久なものが良いとして陳久皮、陳皮となりました。陳皮の働きは精油が重要で、あまり古くなりすぎたものは精油が無くなっているため、良くありません。 2016.05.09 漢方生薬
漢方生薬 竹葉、淡竹葉、丁香、津蟹、天麻、天南星 ハチクの葉で、マダケ、モウソウの葉をやむなく間に合わすことがあります。薄く手触りの柔らかいものが良いそうです。呼吸器流感や肺炎、気管支炎、麻疹、百日咳、気管支喘息などの大熱があって、そのあと余熱があり、呼吸困難、咳を生じて胸苦しくなっている方に用います。 2016.05.08 漢方生薬
漢方生薬 菊花、橘皮、牛胆、羗活、独活、杏仁 リョウギク甘菊の花弁をとって薬用とします。菊の花には数百種類ありますが甘菊が最良で、花弁は黄色で長いほどよく、甘みがあり微やかに苦味のあるものがよく、苦味のきついものはあまりよくありません。品物が古くなったものは、働きが鈍くなるので新品を使うべきです。野花はよくありません。 2016.05.08 漢方生薬
漢方生薬 天門冬、田七人参、当帰、杜仲、桃仁 クサスギカズラの根を2、3月、もしくは7、8月に採集して皮を剥ぎ、四つに割って芯を取り去ります。根の中心を貫いている白色の筋はとても苦いので取ります。焙って薬として使用します。柳のコシキに入れて、酒を少し注いで蒸します。その後、乾燥させて使用したり根を酒に浸して使ったりします。 2016.05.07 漢方生薬
漢方生薬 金銀花、金箔、銀杏葉、苦参、枸杞子、地骨皮 スイカズラの花を採って陰干ししたものです。スイカズラの葉は忍冬になります。スイカズラの花は白い花ですが、白い花を開いてからは赤、黄、白とかわっていくので金銀花の名を得ました。蜜槽から甘い蜜を出すので子供たちは喜んで蜜を吸うようです。このスイカズラの葉は寒くなっても枯れず、冬でも耐え忍ぶところから忍冬ともよばれています。漢方の抗生物質とも呼ばれています。 2016.05.07 漢方生薬
漢方生薬 燈心草、灯心草、土鼈甲、冬虫夏草、忍冬 燈心草は、水田や湿地に自生するイグサ科の全草あるいはその髄を用います。日本でも燈心草と呼びますが、古くからイあるいはイ草と呼ばれ、その茎は畳表や花むしろの材料として利用されてきました。室町時代から栽培されるようになり、特に江戸時代以後に瀬戸地方で盛んに栽培されていました。 2016.05.06 漢方生薬
後縦靭帯骨化症 突然、右腕と右背中に激痛が走った 突然、右腕と右背中に激痛が走ったとのこと。しばらく整体に通った後、クリニックを受診、MRI検査にて診断された。上半身に痺れがあり、夜は熟睡出来ないと訴えられていた。難病指定の疾患である。太陽堂漢薬局では、数多くの相談を受け、独自の漢方治療法を確立してきた。 2016.05.06 後縦靭帯骨化症
肝炎、腹水、胆石、胆砂 1日に数回胃の痛みがあり、悩まれている男性 1日に数回胃の痛みがあり、悩まれている男性からの相談を受けました。お酒が好きで、油物も好きな方です。食滞、胃が怠けている状態により痛みや不快な症状が出ている御様子でした。糸練功にて確認した所、胃で2つの治療点を確認。油物が好きな事もあり、胆嚢を確認すると反応が7個あり、脂の流れも良くして行く治療を開始する事となった。 2016.05.06 肝炎、腹水、胆石、胆砂
身体の痛み 夜中に腰痛で目が覚めてしまう男性 男性からの相談。3ヵ月前に身内の介護中にギックリ腰になってしまい、それ以後なかなか痛みが改善せず、長く歩く事や座り続ける事が出来ず、夜中に痛みで目が覚めてしまう状態が続いているとのことだった。糸練功にてお調べしたところ、膀胱の腑の陰証を確認した。これはヘルニアや坐骨神経痛に良く出る証である。 2016.05.06 身体の痛み
漢方生薬 桂皮、桂枝、荊芥、決明子、玄参、膠飴 普通の葉は、中心に1本太い筋が入っていて細い筋が左右に出ているのが、ケイの葉は中心に3つの大きな筋があってその形を圭といいます。古代国王が、その身分を表す為に用いた印の型に似ているので、圭に木辺をつけて桂枝と呼ばれるようになりました。 2016.05.06 漢方生薬