太陽堂漢薬局

漢方生薬

茴香、鬱金、烏薬、烏梅、如発如而矢

茴香精油のよい香りが働き、血液経路等全身を回って刺激させる働きがあるため回香のある草、すなわち回に草辺をつけ、ウイキョウとなりました。虚弱体質の人が神経不安定になり消化不良、低酸症になったり、逆にそれでは消化できないと身体が自然の本能フィードバックで過酸症になってしまった胃の消化促進をしてくれます。
婦人病

夏でもズボンの下に保温着を着るほど冷える

朝方の血圧が高い婦人から相談を受けた。顏は火照るのだが、夏でもズボンの下に保温着を着るほど冷える。その他、心臓肥大、動脈硬化も併発されている。東洋医学的に、朝方の血圧上昇と脳動脈硬化は釣藤散証の特徴である。釣藤散は、動脈硬化を改善する漢方薬として学会報告がされており五志の憂が原因となる。
漢方生薬

蘇葉、蘇子、続断、大黄、大豆黄巻、大棗

シソの葉を蘇葉、シソの種子を紫蘇子として薬用に使用します。シソには良い香りのペリラアルデヒド、その他の精油があり血行を良くし、気分を爽快にするので人を蘇らす働きをなすと言うことから紫蘇の蘇の名を得ました。また、シソの葉の色をみると、背面青い片面シソ、両面青い青シソ、表裏共に紫色の紫シソとありますが、紫の多い方が効果があり紫の蘇より紫蘇の名を得ました。
不妊症

自然妊娠を望んでいる

30代婦人より相談を受けた。自然妊娠を望んでいる。病院の検査では、潜在性高プロラクチン血症、黄体機能不全、右卵管閉塞、左卵管狭窄との診断が出ていた。また、右側卵巣に膿腫があり、卵巣が腫れていた。
湿疹、じんましん、アトピー性皮膚炎、ニキビ

化粧をしても隠れないくらいの赤み

ある女性の方から相談を受けた。1年前から顏に症状が出てきて、化粧をしても隠れないくらいの湿疹と赤みがあり、痒みは無いようだ。自律神経失調症は、3年前より自覚症状が出ており、近所の集まりなどあると憂鬱になり、外に出るのも億劫だと言う。また、いつも気分が落ち込み、動悸などもあるそうだ。
リウマチ、膠原病

多発性筋炎の女性の相談を受けた

多発性筋炎の女性の相談を受けた。女性は15年ほど前より悩み、現在病院でプレドニゾロンの内服を受けている。体重40キログラムで痩せ形、眼瞼結膜は白く、口乾が有り、舌診は裂門があり脾虚を呈している。不眠症も訴え安定剤を服用しているとの事。漢方治療から4ヵ月後、筋炎の症状はやや落ち着きだしている。股関節の痛みも安定してきている。
漢方生薬

延胡索、黄耆、黄芩、黄柏、桜皮

チカラシバやスモウトリバナは、花梗を絡ませて互いに引張りあう勝負をしたものです。伊勢地方では太郎坊といえばスミレ、次郎坊といえば次郎坊延胡索のことでどれも花の距に絡ませて勝負したことに由来します。中国産が良いとされ、粒が肥大してよく揃い、黄色の濃い鮮やかなもので、質が充実し苦味の強いものが良いとされています。
漢方生薬

大腹皮、沢瀉、丹参、淡豆豉、大蒜

マレー半島原産のヤシ科のビンロウジュの成熟果皮を乾燥したものです。種子は檳榔子と言います。日本には奈良時代に薬用や染料の目的で輸入されたという記録があります。毒性を取り去る為、原植物を採取して濃い酒に浸し洗います。次に黒豆の煎汁に浸し洗い、日乾しした後に用います。
不妊症

4ヶ月後に結婚を控えていた20代男性

4ヶ月後に結婚を控えていた20代男性から相談を受けた。精力の衰えに悩んでいる。勃起はするけれど、持続力がない。朝立ちは半年以上記憶がない。特にここ最近1ヶ月は特に酷い。とてもご不安なご様子だった。糸練功で確認した所、0合に腎虚あり。肉体の蓄積疲労だけでなく、ストレスとの関係もあるように思われた。
漢方生薬

黄土、伏竜肝、黄連、遠志、艾葉、何首烏

カマドの下の焼土のことで、カマドに神があってその神を伏竜と言い、それより伏竜肝との名を得ました。焼き土を使っても効果が上がりますが、瓦を細かく割って、火で焼いて、水中に数回放り込んで、水溶物質を溶かしても焼き土と同じ効果があります。
漢方生薬

地黄、竹節人参、知母、釣藤鈎、猪苓

地黄は、アカヤジオウやシロヤジオウの根を薬用に使用しますが、シロヤジオウの栽培が困難なのでアカヤジオウの根を薬用として使用しています。アカヤジオウの根を水に入れると、比重がより小さい時は水の表面に浮き、中程度の物は水中に浮遊します。比重の大なる物は水底に沈んでしまいます。
不妊症

卵管の通りが悪く、5センチメートル以上の子宮筋腫も

不妊で悩んでおられる女性から相談を受けた。卵管の通りが悪く、5センチメートル以上の子宮筋腫もある。糸練功では大腸の陽証を確認。また、ご主人も精子の検査で精子の数が少なく基準の4分の1程しかなかった。ご主人の治療も同時に始めた。