漢方太陽堂

漢方生薬

天門冬、田七人参、当帰、杜仲、桃仁

クサスギカズラの根を2、3月、もしくは7、8月に採集して皮を剥ぎ、四つに割って芯を取り去ります。根の中心を貫いている白色の筋はとても苦いので取ります。焙って薬として使用します。柳のコシキに入れて、酒を少し注いで蒸します。その後、乾燥させて使用したり根を酒に浸して使ったりします。
漢方生薬

金銀花、金箔、銀杏葉、苦参、枸杞子、地骨皮

スイカズラの花を採って陰干ししたものです。スイカズラの葉は忍冬になります。スイカズラの花は白い花ですが、白い花を開いてからは赤、黄、白とかわっていくので金銀花の名を得ました。蜜槽から甘い蜜を出すので子供たちは喜んで蜜を吸うようです。このスイカズラの葉は寒くなっても枯れず、冬でも耐え忍ぶところから忍冬ともよばれています。漢方の抗生物質とも呼ばれています。
漢方生薬

燈心草、灯心草、土鼈甲、冬虫夏草、忍冬

燈心草は、水田や湿地に自生するイグサ科の全草あるいはその髄を用います。日本でも燈心草と呼びますが、古くからイあるいはイ草と呼ばれ、その茎は畳表や花むしろの材料として利用されてきました。室町時代から栽培されるようになり、特に江戸時代以後に瀬戸地方で盛んに栽培されていました。
後縦靭帯骨化症

突然、右腕と右背中に激痛が走った

突然、右腕と右背中に激痛が走ったとのこと。しばらく整体に通った後、クリニックを受診、MRI検査にて診断された。上半身に痺れがあり、夜は熟睡出来ないと訴えられていた。難病指定の疾患である。漢方太陽堂では、数多くの相談を受け、独自の漢方治療法を確立してきた。
胆石

1日に数回胃の痛みがあり、悩まれている男性

1日に数回胃の痛みがあり、悩まれている男性からの相談を受けました。お酒が好きで、油物も好きな方です。食滞、胃が怠けている状態により痛みや不快な症状が出ている御様子でした。糸練功にて確認した所、胃で2つの治療点を確認。油物が好きな事もあり、胆嚢を確認すると反応が7個あり、脂の流れも良くして行く治療を開始する事となった。
腰痛

夜中に腰痛で目が覚めてしまう男性

男性からの相談。3ヵ月前に身内の介護中にギックリ腰になってしまい、それ以後なかなか痛みが改善せず、長く歩く事や座り続ける事が出来ず、夜中に痛みで目が覚めてしまう状態が続いているとのことだった。糸練功にてお調べしたところ、膀胱の腑の陰証を確認した。これはヘルニアや坐骨神経痛に良く出る証である。
漢方生薬

桂皮、桂枝、荊芥、決明子、玄参、膠飴

普通の葉は、中心に1本太い筋が入っていて細い筋が左右に出ているのが、ケイの葉は中心に3つの大きな筋があってその形を圭といいます。古代国王が、その身分を表す為に用いた印の型に似ているので、圭に木辺をつけて桂枝と呼ばれるようになりました。
自律神経失調症

疲労、心労で不眠症、下痢、頭痛、手足の冷え症状

10年以上前に前身の鹿児島時代の漢方太陽堂で自律神経の治療を受けて症状が消失し、漢方薬を卒業された女性から相談を受けた。その後10年間調子が良かったが、疲労、心労などが重なり最近再び不眠症、下痢、頭痛、生理痛、手足の冷えなどの症状が起きるようになってしまったとのことだった。
漢方生薬

紅花、降香、厚朴、粳米、牛黄

紅花はベニバナとも言います。その昔、頬紅として使用されていました。ベニバナの種子から取れる油は、サフラワー油と呼ばれ塗料、石鹸を始め、サラダ油やマーガリンの原料として用いられています。抽出液には、血小板凝集抑制、血管拡張、マクロファージー活性化、動脈血流量増加の薬理作用があります。
漢方生薬

香附子、牛膝、呉茱萸、牛蒡、牛蒡子、黒胡麻、五味子

牛膝はイノコヅチの根を乾燥したもので、イノコヅチの茎は牛の膝に似た節があるので牛膝の名を得ました。イノコヅチは方々の山野に自生していますが、節が大きく茎が紫色で根が太くて長く、柔軟性があり、潤いのあるものほど効力があり、節が細く茎が青色で根の短いものは、なるべく避けたほうが良いとされています。
その他の消化器疾患

自覚症状として上腹部痛、四肢の冷えを訴えられ

昭和42年生、男性。病院にて診断を受けた男性より相談を受けた。男性は、急に腹痛を訴え病院に行った所、アルコールによる急性という事で、そのまま入院となった。幸い快方に向かい、二週間ほどで退院できる見通しとの事。退院後、再発防止のため漢方治療をしたいとの事だった。
湿疹

幼少の頃からずっと、アトピー性皮膚炎でお悩みの女性

30代半ばの女性より相談。去年の夏より、夏場になると腕に痒みを伴う湿疹が出来る。時計のベルトの皮にかぶれ、手首から腕にかけて徐々に湿疹が拡がり、腕全体が腫れ上がったとの事。病院より塗り薬を処方され一旦治ったものの、それ以来、手首に湿疹が出来やすく、なかなか治らない。漢方薬代や漢方薬の効果があるかなど、不安気なご様子だったが、毎年夏になるとアレルギーが原因と思われる症状が出てくるので、ゆっくりと体質改善して行きたいと希望された。