国内研究会発表論文の記事

胆石

胆石、胆砂、胆泥に関して

今までの漢方相談の経験の中で、胃痛、ムカつき、背中から脇にかけての鈍痛やちくちく痛む等の症状を訴えるが胃腸炎と間違えやすく、諸症状の原因が胆石、胆砂、胆泥であったというケースを多くみてきた。近年、同病の成人は増えつつあるのではないだろうか。まとめたのでここに報告する。
非結核性抗酸菌症

非結核性抗酸菌症、肺MAC症について

結核菌は抗酸菌と呼ばれる細菌の一種。結核菌以外の抗酸菌が起こす病気を肺MACマック症、非結核性抗酸菌症という。アビウム菌とイントラセルラレ菌という、よく似た二種類の菌が起こす肺の慢性感染症で、酸に非常に強い菌となっている。
その他の病気

赤血球、白血球、血小板減少症治療の可能性

血小板減少症。現在、ガン等の治療のため、多くの化学療法剤が用いられている。良い結果を得られる方は多いが、中には不幸にもその副作用によって命の危険にさらされている方もいる。化学療法剤は骨髓の細胞分裂の速い細胞に作用し、骨髄での赤血球、白血球、血小板などの生産を阻害する。
痔核

痔の証。鑑別について

食べ物の洋風化に伴い、痔に悩む方は多くなったが、医療機関受診率は低い。痔には切れ痔、痔核いぼ痔、脱肛、痔ろうなどの種類があるが、診断を受けていない方は、自分自身の状態を正確に把握していない場合が多く、痔の証の決定は通常、困難を極める。
腰痛

漢方処方にて腰痛などの関節の痛みが改善する理由

腰痛などの関節痛が起こる原因は多々ある。現在西洋医学的治療としては内服で痛み止め、外科的療法として牽引、温熱、赤外線療法、ヒアルロン酸注入、水を抜く、手術などがあり、温熱赤外線療法以外は対処療法的治療である。骨の構成成分を含まない漢方処方がどのように骨、関節に働きかけるのかを漢方理論と痛みの原因から検証し、ここに報告する。
その他の病気

特発性血小板減少症に対する漢方薬の効果

特発性血小板減少症は現在厚生労働省が指定する難病の一つで、まだ治療法は確立されておりません。今回それに対し漢方薬が有効であったので報告する。西洋医学的な治療を行っても改善されなかった1例を対象とした。糸練功で調べそれをもとに漢方薬を選び治療した。
がん

糸練功の開発と発展

縁あり現代薬理学の世界から漢方に触れ、東洋医学の不思議さと魅力に溺れ26年が過ぎた。糸練功に出会い新しい治療法を開発できる能力を身に付けたとき、長いジレンマのトンネルから抜け出せるかもしれないという希望が自分の中に生まれた。
漢方理論

先表後裏理論に基づく新治療法

一般的に、漢方薬局、薬店では、相談を受けた患者さんに対し切診を除く問診、聞診、舌診を含む望診を行い漢方薬を選薬している。それら三診に加え医療気功の外気功、1800年前、扁鵲が行っていた糸脈診である糸練功を用いることにより、証、東洋医学的な体質、症状を判定し、漢方薬分量を0.1グラム単位まで見極め取り組むことが出来るようになる。
耳鳴り

難治性耳鳴りの治療

耳鳴りには、様々な原因があります。しかし現実には原因不明の場合が多く、治療も困難な場合が多いです。西洋医学的にも明確な治療法はなく、東洋医学でも確率された治療法はありません。漢方でも上手く治療が進む場合もあり、また様々な漢方治療に抵抗し改善が見られない場合もあります。
その他の皮膚病

尋常性白斑に対する糸練功の展望

尋常性白斑、白なまずは境界明瞭な白色の斑を特徴とし、これがしばしば次第に拡大、増加、融合する後天性色素脱失症である。色素脱失斑をきたす疾患の中では最も頻度が高く、現在における西洋医学において、その発症原因、治療方法などが未だに解明、確立されていないのが現状である。
てんかん

てんかん癲癇に対する漢方薬の効果

西洋医学的な治療としては、抗癲癇薬による発作の予防、抑制が中心となり、作用機序は、神経細胞の興奮の抑制、興奮性神経伝達系の神経細胞グルタミン酸ニューロンの抑制、抑制性神経伝達系の神経細胞GABAニューロンの興奮、のいずれかになります。
膠原病

関節のこわばりと膠原病の関係

関節のこわばりは色々な原因が考えられます。その原因の1つである膠原病の関節リウマチは関節の圧痛、運動痛、関節の腫れ、身体の両側の同じ関節が同時に犯される。この4つのうち2つの症状があれば、一応関節リウマチを疑うとされています。リウマチ性疾患は関節がこわばって、手を握ったり開いたりしにくい、体を動かしにくいなどの症状が起床後、数分から1時間程度続き、暫くすると治まります。