漢方雑記

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人生を変えて頂いた一言

2024年2月6日。写真は、広島県福山市、草戸稲荷神社です。 掌踵膿泡症の男性 私が30代の頃、掌踵膿泡症の男性の患者さんを診ていました。 男性は隣の県から5、6時間掛けて、息子さんや娘さんが運転する車で毎月来ていらっしゃいました。 この患...
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日本で使われる漢方生薬、牡蠣

2023年11月10日。写真は手前が化石牡蠣を高温で焼いた焼牡蠣です。 古代の牡蠣の化石で殻が何層にもなり厚いです。奥に映っているのは岩ガキです。 生牡蠣と焼牡蠣 漢方医学が発達した2000年前、殻の厚い蠣を牡と考え、殻の薄い蠣を雌と考えた...
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時代で変わる漢方と東洋医学

2023年10月31日。写真は大分県豊後高田市天念寺の六所権現社。現在の身濯神社の鳥居です。 入手が困難な漢方薬 漢方薬の原料が30年程前から変遷してきています。 40年前に漢方を教えて頂き、師匠から生薬の見立てを習いました。 今まで、それ...
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それぞれの生き方

2023年10月24日。写真は大分県竹田市久住町久住高原、童心回帰農場のチャイルドアスレチックです。 季節に合わせて 東洋医学では旧暦の1月1日から春になると考えています。 今年の旧正月は2月1日でした。来年2024年は2月10日だそうです...
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中国での思い出

2023年10月3日。写真は広島県福山市明王院です。 中国の生薬市場 中国に最初に行ったのは25年程前です。各中医学院で開かれる国際学会で10回ほど論文発表、講演もさせて頂きました。迎賓館にも泊めて頂きました。 その後、各地の様々な生薬市場...
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東洋医学の原点は素問

2023年8月25日。写真は福岡市百道中央公園のドングリです。 井戸掘り 20年以上前のことです。ラジオでオーストラリアの女子高校生が募金を300万円集め、アフリカに井戸を掘ったと聞きました。私は恥ずかしながら、その時にアフリカの水不足を知...
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漢方は自分のためか

2023年4月4日。写真は大分県由布市、由布岳の山頂西峰です。 自分は脇役 私事ですが、23歳で漢方の世界に入り、その後20年ほど漢方の古典や本などを猛勉強しました。 勉強した漢方の本は積み上げると天井を超え2階へ届くほどだったと思います。...
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勉強だけでは治せない漢方

治せないのは施術者である自分の責です。漢方薬の質が悪いと言い訳出来ないために、漢方薬の質は最高の物を選品し揃えます。漢方薬の責任に出来ない様に。
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ゴビ砂漠の漢方薬

2023年2月24日。写真は、ゴビ砂漠の砂上から撮ったオアシスの町です。 万里の長城の地黄 30年近く前に初めて中国を訪れました。その当時は北京でもまだ人民服を着た方もいらっしゃいました。 秦の始皇帝が造った万里の長城を訪れたのもその時です...
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牛黄の修行

2022年5月27日。写真は、大分県由布市、由布岳です。 鑑別の修行 どんなに漢方の腕が良くても、一生懸命に東洋医学を学んで処方に熟知しても、漢方薬の質が悪ければ思うような効果は得られません。 患者さんと漢方家とを結ぶ接点が漢方薬です。漢方...
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漢方よもやま話

2020年12月26日。写真は平戸市、ザビエル記念教会と寺院が融和する平戸独特の風景です。 歯周病と漢方 30代の頃、飲み友達が「歯茎が腫れて痛い、歯医者さんに行ってるんだけど」と言いながら一緒に飲んだことがあります。 糸練功で診ると排膿散...
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人間関係は東洋医学の小宇宙

2020年8月7日。写真は大分県鶴見岳より 上下の無い縄文人 その昔、狩猟民族の縄文人は、広場の中心から同心円に住居を造り、その同心円の周囲に食として命を頂いた獲物の貝塚や先祖の墓を造っていました。 同心円の住居は階級、上下の差が有りません...