漢方食養生の記事

食養生の身土不二、一物全体など。ご自分に合った食生活の理論などをご紹介しています。

漢方食養生

東洋医学の古典の食養生

2023年9月19日。写真は福岡県福津市宮地嶽神社です。 食と古典 東洋医学の古典である黄帝内経他には様々な食に対する記述があります。 「病気になった作物や、背中の曲がった魚は食べるな」などの記載もあります。遺伝子的に変異している可能性のあ...
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漢方医学の病因と食養生

2023年7月28日。写真は中国大理の古い町並みです。 食養生と気血水 漢方の病因、病気の原因には気毒、血毒、水毒が有ります。 食養生では入薬理論により食材の部位ごとに働きが異なると考えています。形象薬理学の一つです。例を挙げます。 食材に...
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東洋医学で言う毒

2023年7月18日。写真は箱根、大涌谷です。 漢方薬の副作用 30年ほど前に小柴胡湯で間質性肺炎の副作用がテレビや新聞で報道されました。そのニュースに驚いたのを覚えています。 それまで漢方薬による副作用は、胸焼けや下痢などの胃腸障害や軽微...
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花粉症の漢方治療と食養生

2023年6月20日。写真は青山2丁目の銀杏並木です。 花粉症と迎香のツボ 30年以上前に故入江正先生に入江FTを習いました。 その時に手の陽明大腸経の右迎香にて花粉症を診断すると教わりました。 風毒診 同時に甲把南栄先生の腹診の風毒塊にて...
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白蜜と砂糖

2023年4月28日。写真は福岡県糟屋郡新宮町立花山の国の天然記念物樹齢300年を超す楠です。 大理の白蜜ハクミツ 30年近く前に中国の大理に行ったことがあります。大理は大理石が取れる事で有名な町です。ヒマラヤの中腹です。 その4、5年前に...
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食養生。誰でも分かる理論

2023年1月27日。写真は、鹿児島県霧島市高千穂の峰の火口です。 一般的な食養生 夏に出来るものは身体を冷やし、冬に出来るものは身体を温める。 南に出来るものは身体を冷やし、北に出来るものは身体を温める。 身土不二から考えても、そういう傾...
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おせち料理の黒豆

2023年1月10日。写真は、広島県福山市の草戸稲荷神社です。 おせち料理 お正月が終わりました。皆様おせち料理をお食べになられたでしょうか。 おせち料理は節目であり新年を迎える1つの儀式でも有ります。 おせち料理には煮た黒豆が定番で入りま...
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病と東洋医学の体質

2021年1月5日。写真は長崎県平戸市生月島、サンセットウェイです。 東洋医学に於ける肌の色 東洋医学の望診で診るポイントに肌の色が有ります。 日焼けではなく地肌が黒い人は、後世方の一貫堂医学の解毒症体質の方が多いです。 解毒症体質には、温...
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本草綱目の食養生

薬味の働きは本草綱目を始めとする東洋医学の薬理学書を参考にしています。薬味、食材ごとの働き。紫蘇。除寒。身体を温め寒さを除きます。胃腸の弱い人の風邪に、漢方では紫蘇を入れた香蘇散や参蘇飲を使用します。
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食材の特性

2020年11月27日。写真は石川県、兼六園。冬支度、雪吊りです。 お米、蕎麦、塩 お米 もち米は、温でエネルギーが大きく、体力が落ちている時などに合います。風邪などの時に作るお粥や重湯は、もち米の方が効果が良いです。 白米は平。 玄米は、...
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食養生の食材の応用を病へ2

2020年11月17日 便通の食養生 便通は悩む方が多い疾患です。便秘と下痢は真逆の病態として捉えます。 胆汁の流れが悪くて起きる脂溶性便、細菌性の下痢は体質的な下痢とは異なります。 便秘は実証となり、瀉法にて便を出します。 便秘は升の状態...
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食養生の食材の応用を病へ1

2020年11月11日。写真は博多の氏神、総鎮守の櫛田神社、境内です。 八綱分類 東洋医学の理論の中に五気と言う概念があります。 五気は食材や漢方薬が身体を温めるか冷やすかの目安です。熱、温、平、涼、寒の五段階に分けます。 八綱分類と言う体...