東洋医学理論

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六部定位脈診と小宇宙

2024年4月9日。写真は、福岡市大博通り、博多歴史の散歩道、志賀島で見つかった漢委奴国王、漢の和の那国王の金印です。 今回のコラムは専門家向けです。 六部定位脈診とは 東洋医学では、病気の原因として十二臓腑の何処に異常があるか調べます。 ...
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五志の憂とは

写真は福岡市、百道タワーの桜まつりです。 五志とは 黄帝内経素問の陰陽応象大論第五に 人にもまた五臓が有って五つの精神的な働き、即ち、肝は怒、心は喜、脾は憂、肺は悲、腎は恐の感情を生じるものである。 と記載されています。これが五志です。 東...
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漢方薬を身体に付けると反応が強く出る

2024年3月26日。写真は、香川県観音寺市有明町、銭形砂絵です。 人間の身体は末端ほど経気が強く、体幹は経気が弱いと言われます。 適不適診 末端の指先には十宣穴があります。私が習った入江FTではここをセンサーとして使います。 私が開発した...
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病ごとの東洋医学の反応穴

2024年2月20日。写真は、広島県福山市、真言宗明王院です。 入江先生の反応穴 故入江正先生は、幾つかの病ごとの反応穴を見つけられ私達にお教えくださいました。 1つは五志の憂の反応穴です。五志は精神神経症の判断に欠かせません。一部の痴ほう...
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様々な東洋医学の診断法

2024年2月15日。写真は、広島県福山市、真言宗明王院です。 東洋医学には様々な診断方法があります。 人間の身体には不思議な反応があります。自然の不思議なのかもしれません。 ここでは不思議な生体の反応を使った東洋医学の診断方法をご紹介しま...
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東洋医学の診断、証の決定法

2024年2月9日。写真は、広島県福山市、真言宗明王院です。 人間の身体に異常が生じると、様々な反応が出ます。 ツボも反応穴で診断にも治療にも使われます。 東洋医学で使われる六部定位脈診も手首の内側で全身を診る事が出来る反応点です。 今回は...
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東洋医学から見た発熱と風邪

2023年11月7日。写真は熊本県山鹿市金剛乗寺の山門です。 発熱や風邪の注意点 発熱時の脱水 発熱をすると体温が上がり身体から水分が失われます。 高熱が続くと脱水になりやすくなります。特にお年寄りや小児では脱水を起こしやすいので注意が必要...
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少陽病の虚証と実証

2023年10月27日。写真は三焦分解図、腹証奇覧翼。和久田叔虎著です。 傷寒論を運用する三陰三陽 傷寒論の病位を診るのに、表裏の三陰三陽、三焦の上焦、中焦、下焦、内外などの判断が必要です。 その判断には古方派の三陰三陽や八綱分類の技術が必...
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漢方と蓄膿症

2023年10月17日。写真は福岡市福岡城コブシの花です。 蓄膿症、副鼻腔炎の漢方 蓄膿症、副鼻腔炎は風邪や花粉症、アレルギー性鼻炎が引き金で発病する事があります。体質的傾向では炎症性、化膿性体質の方が多いです。 なかなか治りにくい蓄膿症は...
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人間の皮膚と漢方

2023年10月10日。写真はピアノとバイオリンです。 真菌と水虫 真菌はカビの一種の菌です。私達にご相談の多い真菌症は白癬菌とカンジタ菌による疾患です。 水虫とタムシ 白癬菌は、足の裏に感染すると水虫で、身体に感染するとタムシになります。...
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表裏と燥湿理論

2023年10月6日。写真は江戸城内です。 表裏と舌診、脈診 東洋医学に表裏と言う概念が有ります。東洋医学では漢方薬に関わらず、食養生でも鍼灸でも表裏に基づき治療順番や食養生の優先順位が変わります。 表とは体表であり皮膚や骨格筋などを指しま...
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痛みの漢方治療と瞑眩

2023年9月29日。写真は大分県由布市庄内町の男池の湧き水です。 坐骨神経痛の漢方治療 坐骨神経痛の漢方治療の適応は、一般に本人さんが壁につかまってでも自力で歩ければ治せると言われます。 私は自力で歩けず息子さんに背負われて来たご婦人を治...