東洋医学概念の記事

東洋医学概念

漢方の薬理学は形象薬理学

2023年7月5日。写真はインドネシア、バリ島です。 刺トゲ 東洋医学の形象薬理学では、刺は攻破の働きがあると考えます。 漢方生薬としては釣藤鈎や皀角利などです。 刺で頑固な病態を突き破る働きですので、生薬の収穫時期も刺が硬化した時になりま...
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生姜も漢方薬

2023年6月27日。写真は熊本県南小国町阿蘇山、秘密の紅葉名所、マゼノ渓谷です。 医食同源の生姜 以前、韓国に旅行に行きました。福岡からは水中翼船が韓国の釜山まで出ています。快適な船旅でしたが、連れが少し船酔いをしてしまいました。 韓国か...
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食材でもある漢方薬

2023年6月23日。写真は大分県竹田市岡城大手門への登り口です。 食材である漢方薬 ご高齢の奥様の体調崩れを漢方治療したことがあります。 帰られる時に「自分で生姜を入れたら良いのですね。」と言われました。 お聞きすると、お爺さまの代まで江...
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竜骨と牡蠣肉

2023年6月9日。写真は青山2丁目銀杏並木です。 竜骨リュウコツ 10年程前に重慶に行きました。目の前を流れる揚子江、長江の夜景が素敵でした。 夜景を見ながら、以前に揚子江の流域で竜骨が取れる山の写真を見たのを思い出しました。 竜骨はマン...
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東洋医学の寒熱とは

2023年6月6日。写真は福岡県福津市宮地嶽神社です。 冷たいビール 以前は外国に行くと、冷えていないビールを出されることがありました。 ビールの苦みは身体を冷やすします。それを考えると常温で飲むのも本来の飲み方かもしれません。 以前、偏頭...
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漢方薬の質と不思議な植生

2023年5月9日。写真は箱根関所手前の東海道です。 漢薬の選品 ここに小粒の大棗と大粒の大棗が有ったら、どちらが良い大棗でしょうか。 十薬、ドクダミの大きな葉と小さな葉は、どちらが良い十薬でしょうか。 紫蘇葉の成長した大きな葉と小さな葉、...
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半夏と病位内外

2023年4月25日。写真は鹿児島県加治木町、日本の滝百選、増水した龍門の滝です。 半夏の地獄のエグ味 私が漢方の世界に入った20代の頃、漢方薬の鑑別をする勉強をさせられました。 五感を鍛える 東洋医学の理論を用い、自分の眼で五色を、鼻で気...
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胆石、胆砂、胆泥、膵石、腎結石

2023年4月11日。写真は広島県宮島です。 金銭草 30年近く前に、上海の柴教授に教えを請いに現地に行ったことがあります。 その時に同行された薬剤師の先生が「肝炎に何を使いますか」と柴教授に質問をしました。 柴教授の答えられた処方内容は忘...
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漢方薬は限局的な働き2

2023年2月10日。写真は、山形県蔵王の樹氷です。 漢方薬は限局の働き1から続く 全身に効く漢方薬の方が少ない 「すべての漢方薬が全身に効くわけでは有りません。むしろ全身に効く漢方薬の方が少ない。」と思われます。 当帰、川芎の補血薬 血虚...
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漢方薬は限局的な働き1

2023年2月7日。写真は、広島県福山市の草戸稲荷神社です。 漢方薬は内服なので全身に効くのか 漢方薬は内服ですので全身に効くと思われることが多いです。 しかし漢方薬は効果が出る身体の部位ごとに、それぞれ分類され使われています。 東洋医学で...
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電気的磁場と東洋医学

2023年1月31日。写真は、広島県福山市の草戸稲荷神社です。 第六感 すべての物質は原子からなっています。原子は陽子と中性子からなる原子核と電子から出来ています。 その陽子と中性子の数で質量が決まります。 原子核は正の電荷を帯び、電子は負...
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柴胡の栽培品と野生品

2023年1月24日。写真は、福岡市夕焼け です。 柴胡には野生品と栽培品があります 柴胡は本来の漢方では野生の4年根を使用します。 しかし野生の柴胡は取りつくされ、日本では絶滅したと言われる生薬です。現在は栽培品の柴胡が漢方薬として使用さ...