太陽堂漢薬局

漢方生薬

山梔子、山茱萸、酸棗仁、山薬、山椒、蜀椒、花椒

山梔子の本名は梔子です。梔子は酒の入れ物で、山梔子の形は梔子の入れ物の形に似ているため、梔子と言われました。子は実の意味で山梔子はくちなしの実です。シシの形のくちなしの実ということで山梔子という意味になります。
身体の痛み

前にかがむのも痛くて靴下も履けない

最初は、左腰の骨盤の後ろからズキズキするような痛みから始まり、今は、痛みが左の足膝まで広がってきたと言う。天気の悪い日は特に痛くて殆ど動けず、前にかがむのも痛くて靴下も履けないとの事。初診から1年後、湿度が高くなると腰が重だるくなるものの、リハビリをすると感覚が戻られる。再発防止力を高めるため、煎じ薬へ切り替える事とした。
湿疹、じんましん、アトピー性皮膚炎、ニキビ

肌荒れを治そうとエステに通った所、余計に悪化

20代後半の女性から相談を受けた。18歳の頃、ダイエットの影響で生理が止まった経験がある。肌荒れを治そうとエステに通った所、余計に悪化した。皮膚科に通院中だが、体の中からの改善が必要と思い、来局された。
漢方生薬

山帰来、蒺藜子、芍薬、麝香、車前子

別名土茯苓ともいいます。中国からインドにかけて分布するユリ科のつる性落葉低木の根茎を用います。別名の土茯苓は中国での生薬名となります。現代でも家庭薬の皮膚疾患治療剤として、サンキライの名でしばしば配合されています。
がん、悪性リンパ腫

脾臓全摘、膵臓半分摘出。3ヵ月後大動脈のリンパがん再発

十二指腸、胃、脾臓全摘、膵臓半分摘出。3ヵ月後大動脈のリンパがん再発。手術後7ヶ月経ち来店されました。抗がん剤の副作用や疲れがきつく体力が無いとの事。再発防止の為に漢方薬を希望され来局されました。糸練功で確認、病院治療は上手く行っていると思われ、免疫アップの治療を3、4ヶ月続け、その後様子をみて体力回復の漢方治療と並行して行く事としました。
その他の精神神経症

大発作は年5、6回、小発作は毎日出る子供さん

14歳の時に最初の発作が出た。大発作は年5、6回、小発作は毎日出るとの事。現代医学では理解出来ないが、太陽堂漢薬局で確立した4つの証、東洋医学的な体質と症状を治療する事により改善した例を多く経験している。13ヶ月後、小発作は無い。MRI、脳波の検査共に異常無し。調子は良いが、夜更かしが過ぎると頭痛が起こる。
眩暈、耳鳴り

耳の詰まった感じ、フワフワ。病院では難聴気味

40代半ばの男性からの相談。1ヶ月前から1日に1、2回立ちくらみが起きる。4、5日前から酷くなり、1日に8回ほどする。また肩凝りも酷く、マッサージへ行った所、首の後ろにバイブレータのような振動に変化したとの事。血流、自律神経の改善に五志の憂と血圧、腎臓病にも対応する血流改善への漢方薬をお出しした所、飲み始めて2週間で効果を実感、1ヶ月後には、随分調子が良くなられた。
漢方薬

桂枝去桂加茯苓白朮湯、桂枝芍薬知母湯、桂枝湯、桂枝二越婢一湯、桂枝二麻黄一湯

適応疾患。頚肩腕症候群、慢性頭痛 、腰痛症 、急性胃腸炎、二日酔い、腹痛、胃腸性感冒。漢方の証、方意。病位、虚実。少陽病より太陰病 虚証。方意。表の水毒。頭重、頭痛、項強、腰痛。裏の水毒。心下痞満、悪心、嘔吐。表の寒証。悪心、発熱、頭痛、項強。備考。項強、無汗は葛根湯証に似ています。葛根湯を用いて無効の場合に本方が有効な事がよくあります。
眩暈、耳鳴り

いつも高音の音が鳴っていて随分お辛そうな様子

婦人から相談を受けた。寝ている時に天井がぐるぐる回る眩暈があり、右耳に閉塞感がある。静かな時は、いつも高音の音が鳴っていて随分お辛そうなご様子だった。問診と糸練功の結果、東洋医学的な見解として、眩暈は胃寒、内臓の冷えが原因で、他は気滞が原因と思われた。
腎臓、膀胱疾患

来春には人工透析になるかもしれないとの事

50代の婦人。進行が早い為、来春には人工透析になるかもしれないとの事だった。貧血など他の症状もあったが、漢方治療を進める事とした。漢方薬服用1ヶ月後、検査数値が改善傾向。更に4ヶ月後、クレアチニン、尿素窒素、尿酸値等全ての値が下がってきた。大きな奇跡が起きたと泣いて喜ばれていた。
漢方生薬

縮砂、朱砂、乾生姜、小麦、升麻

別名砂仁とも言います。果皮を除いた種子塊で、大型で堅く充実した仁が豊満で香味の強いものを良品とします。弱った臓器に力をつけて活性化させます。気をめぐらし胃腸系を調えます。胃腸の活動を促進し、腹部膨満感、飮食停滞を解消し、消化不良による下痢を治します。
漢方薬

香芎湯、香蘇散、牛黄清心元、杞菊地黄丸

香蘇散和剤局方-漢方薬をご紹介。風邪、中年女性。漢方処方、応用のコツより引用。ある中年女性。胃が弱くて食事がよく摂れず、太りたいけれども太れず、体力が無くてすぐ疲れ、家事も満足に出来ないと言って来店。痩せて顏色が悪く、手足が冷たく、腹部に胃内停水を認めた。この患者に四君子湯 加附子を用いて次第に元気になった。