漢方太陽堂

漢方食養生

東洋医学で言う毒

2023年7月18日。写真は箱根、大涌谷です。 漢方薬の副作用 30年ほど前に小柴胡湯で間質性肺炎の副作用がテレビや新聞で報道されました。そのニュースに驚いたのを覚えています。 それまで漢方薬による副作用は、胸焼けや下痢などの胃腸障害や軽微...
東洋医学理論

肺がんに使用される漢方薬

2023年7月14日。写真はインドネシア、バリ島の夕焼けです。 肺がん 肺がんは発見しにくい悪性腫瘍の1つです。 肺の組織 肺は肺胞と呼ばれる空気の袋で構成されています。 腫瘍が増殖する時に肺胞の入り口を潰します。入口が潰され肺胞に空気が入...
東洋医学理論

誰でも分かる舌診

2023年7月11日。写真は大分市、府内城の大手門を望む。 総論 東洋医学は、西洋医学と異なり内臓を直接診るのではなく、体表に現れた反応で患者さんの身体の状態を把握していきます。 例えば望診、脈診、腹診などの切診、聞診も体表の反応から身体の...
非結核性抗酸菌症

体力の低下した非結核性抗酸菌症、肺Mac症へのアプローチ

非結核性抗酸菌症、肺Mac症では、菌による肺の炎症が続くと体力が低下し、体力低下による微熱を呈します。また、気管支拡張症の方も多く、菌やウィルスに感染しやすいと考えられます。
東洋医学概念

漢方の薬理学は形象薬理学

2023年7月5日。写真はインドネシア、バリ島です。 刺トゲ 東洋医学の形象薬理学では、刺は攻破の働きがあると考えます。 漢方生薬としては釣藤鈎や皀角利などです。 刺で頑固な病態を突き破る働きですので、生薬の収穫時期も刺が硬化した時になりま...
漢方理論

証に合わす食養生

東洋医学を建物に例えれば、土台である心の養生、自ら治そうとする心があります。土台の上に3本の養生の柱。運動。休息、睡眠、入浴。食養生が建ちます。その土台である心の養生と3本柱の養生があって東洋医学という建物が形成されます。
間質性肺炎

間質性肺炎に用いる竹茹温胆湯の有効性

間質性肺炎は、肺の奥の肺胞。酸素と二酸化炭素をガス交換する組織の壁に炎症が起こり肺胞の壁が線維化します。線維化が進むと肺が硬く縮み、酸素を上手く取り込めなくなります。
東洋医学概念

生姜も漢方薬

2023年6月27日。写真は熊本県南小国町阿蘇山、秘密の紅葉名所、マゼノ渓谷です。 医食同源の生姜 以前、韓国に旅行に行きました。福岡からは水中翼船が韓国の釜山まで出ています。快適な船旅でしたが、連れが少し船酔いをしてしまいました。 韓国か...
東洋医学概念

食材でもある漢方薬

2023年6月23日。写真は大分県竹田市岡城大手門への登り口です。 食材である漢方薬 ご高齢の奥様の体調崩れを漢方治療したことがあります。 帰られる時に「自分で生姜を入れたら良いのですね。」と言われました。 お聞きすると、お爺さまの代まで江...
漢方食養生

花粉症の漢方治療と食養生

2023年6月20日。写真は青山2丁目の銀杏並木です。 花粉症と迎香のツボ 30年以上前に故入江正先生に入江FTを習いました。 その時に手の陽明大腸経の右迎香にて花粉症を診断すると教わりました。 風毒診 同時に甲把南栄先生の腹診の風毒塊にて...
漢方理論

技を磨く

漢方を始めた頃は本による勉強もですが、感覚を磨く事を中心に教えられました。自分の視覚、聴覚、臭覚、味覚、手技の感覚です。咳を聞いて証を出す。声を聴いて陰陽虚実を判断する。その中でも特に視覚による望診は徹底的に教えられたのを記憶しています。
東洋医学理論

太陽病、少陽病、開窮薬

2023年6月14日。写真はインドネシア、バリ島ヒンズー教の寺院です。 太陽病 病邪が身体に侵入し身体の正気と初めて戦う場が、東洋医学の太陽病です。 悪寒は太陽病 病邪が身体に侵入すると、身体は体温を上げ免疫力を上げようとします。 体温を上...