漢方コラム 東洋医学の治療原則 2023年8月29日。写真は鹿児島県霧島市の隼人塚です。先表後裏身体の狂いである病は一人一人複数存在しています。これらの病を治療する順番が東洋医学では決まっています。併病病が進行している段階で2つに跨る病位が現れることが有ります。これを併病... 2023.08.29 漢方コラム
漢方コラム 喘息と麻黄 2023年8月22日。写真はインドネシア、バリ島です。心臓性喘息気管支喘息に似た症状で心臓喘息があります。気管支喘息と同様の症状が出ます。そのため漢方では麻杏甘石湯や五虎湯、桂麻各半湯などの麻黄剤が使われたり、新薬では気管支拡張剤などが使わ... 2023.08.22 漢方コラム
漢方コラム 漢方治療で原方に戻る、先祖返り 2023年8月15日。写真は福岡市海の中道です。先祖返り30年程前、末期がん患者さんの貧血に対応したことがあります。私の知る限りの漢方処方を考えました。しかし、どれも上手く適応しませんでした。その当時に勉強してた書物に、困った時は「原方に返... 2023.08.16 漢方コラム
漢方コラム 水は怪なり 2023年8月8日。写真は福岡城、舞鶴城の天守閣の城壁です。水抜きの伝承療法伝承療法の中には驚きの効果を示すものがあります。外科倒しと言われた伯耆の伯州散は床ずれ、褥瘡などの傷口が一気に盛り上がります。伯州散は川ガニの津蟹、反鼻、鹿の硬くな... 2023.08.08 漢方コラム
漢方コラム 肉体は電気的信号、刺激で動く 2023年8月11日。写真は経絡人形です。人間の身体は電気刺激、直流電気で動いています。腕を曲げるといった脳からの指示も電気信号です。東洋医学の漢方、鍼灸はこの電気信号を使って診断し治療をしていきます。肉体の電気刺激に関しては、誰でも出来る... 2023.08.04 漢方コラム
漢方コラム 陰陽と太極 2023年8月1日。写真は今年の博多山笠西流です。陰陽と平新古方薬嚢には「薬、食には五味とは別に気キなる働きある物あり、この働きを大別して寒と熱となす。寒の微なるものを涼となし、熱の微なるものを温となす。そのいずれにも偏せず特に気の働きを発... 2023.08.01 漢方コラム
漢方コラム 漢方医学の病因と食養生 2023年7月28日。写真は中国大理の古い町並みです。食養生と気血水漢方の病因、病気の原因には気毒、血毒、水毒が有ります。食養生では入薬理論により食材の部位ごとに働きが異なると考えています。形象薬理学の一つです。例を挙げます。食材による働き... 2023.07.28 漢方コラム
漢方コラム 地黄と大黄 2023年7月25日。写真は熊本県、南小国町、高さ5.5メートルの押戸石。近づくと方位磁石がグルグル回ります。地黄は胃になずむ漢方薬味の地黄が入った漢方薬を服用すると胃腸障害のような症状を呈する人がいます。昔は地黄は、胃になずむと言われてい... 2023.07.25 漢方コラム
その他の精神神経症 燈心草、灯心草の効能について 5年前より病院で治療中。病院では、はじめは鬱病と言われたが後に統合失調症と診断されている。頭痛が常にあり、時に締め付けられる痛みがある。実家で仕事の手伝いをしていたが、働ける状態ではなく相談に来られた。初見では、無表情で気力が無く、質問に対して返事を返すのがやっとであった。 2023.07.22 その他の精神神経症
漢方コラム 肺がんに使用される漢方薬 2023年7月14日。写真はインドネシア、バリ島の夕焼けです。肺がん肺がんは発見しにくい悪性腫瘍の1つです。肺の組織肺は肺胞と呼ばれる空気の袋で構成されています。腫瘍が増殖する時に肺胞の入り口を潰します。入口が潰され肺胞に空気が入らなくなる... 2023.07.14 漢方コラム
漢方コラム 誰でも分かる舌診 2023年7月11日。写真は大分市、府内城の大手門を望む。総論東洋医学は、西洋医学と異なり内臓を直接診るのではなく、体表に現れた反応で患者さんの身体の状態を把握していきます。例えば望診、脈診、腹診などの切診、聞診も体表の反応から身体の中を診... 2023.07.11 漢方コラム
非結核性抗酸菌症 体力の低下した非結核性抗酸菌症、肺Mac症へのアプローチ 非結核性抗酸菌症、肺Mac症では、菌による肺の炎症が続くと体力が低下し、体力低下による微熱を呈します。また、気管支拡張症の方も多く、菌やウィルスに感染しやすいと考えられます。 2023.07.07 非結核性抗酸菌症