更年期障害

更年期障害は精神的、肉体的愁訴

更年期障害は、閉経の前後10年位に起きる様々な症状です。日本人の平均的閉経は50歳前後と言われています。その前後10年間位が日本人の平均的な発症時期になります。

更年期障害は閉経期の頃に内分泌系の異常、特に性ホルモンのアンバランスによって発症します。症状は多種多様です。基本には自律神経失調があり、その原因としてホルモンの乱れや精神的ストレスがあります。
配偶者がいる女性より独身の女性の方が、症状は出やすい傾向にあります。

症状として精神的ならびに肉体的愁訴を訴えます。

顔面紅潮、のぼせ
手足の熱感
頭からの発汗。更年期障害に多い症状の一つです。
発汗の後に冷感
動悸、息切れ
めまい、耳鳴り
血圧上昇、高血圧
神経過敏、イライラ、興奮
憂うつ感等

その他、様々な症状で患者さんは苦しまれています。

更年期障害の漢方治療

更年期障害の原因を日本の伝統的漢方治療では、気の上焦、気滞、気虚。血滞、血虚。水滞に分け治療をしていきます。
東洋医学では血の道の一つに分類され、東洋医学の得意分野です。漢方薬は非常に有効です。
また社会的環境やストレス等により、症状は酷くなる傾向にあります。適切な漢方治療を施すと、ストレスに対する受け止め方等が変わるのか、ストレスを感じないようになり喜ばれる患者さんも多いです。
女性ホルモンが減少し、骨密度も減少し身長が縮んだり、膝関節や腰痛が生じる人もいます。これら骨の弊害も漢方薬により改善します。

更年期障害の改善例報告

更年期障害が改善された患者さんからの報告です。

更年期障害と動悸、不整脈

48歳女性
更年期障害、不安、イライラで動悸がし、カッと熱くなる。病院にて、2種類の漢方薬を服用していました。

1ヵ月後、イライラが減少しました

カっと熱くなるのは、少なくなっています。イライラも減少しました。
夜に、急に目が覚めたりするのも無くなりました。

2ヵ月後、早朝覚醒があります

イライラは、だいぶ改善しています。動悸は少しします。
睡眠障害の早朝覚醒で、朝の4時位に目覚めることがあります。

3ヵ月後、調子が良いです

あれほど辛かったイライラは、殆どありません。
不安もありません。早朝の覚醒もありません。

6ヵ月後、症状が消えました

イライラはありません。症状は何もありません。

漢方太陽堂より

非常に順調で、糸練功の結果が、前回8.1合が9.3合になっていました。
このまま順調に、体質改善が再発しないところまで進んでいくと思います。

10ヵ月後、漢方太陽堂より

今回で更年期の治療は、終わります。
更年期の煎じ薬は、1日1回朝のみ最後までお飲み下さいね。

漢方太陽堂より

更年期障害で不安感が強く、非常に苦しんでいらっしゃった患者さんです。漢方薬も欠かさず服用されていました。
少しづつですが明るさを取り戻し、体質改善まで終えられました。

鬱病と更年期障害が悪化し、向精神薬が増えています

48歳女性
更年期障害と鬱病。うつ病悪化で向精神薬が増える。
症状は、イライラ、だるい、起きているのも辛い、気力が出ない、不安感、体温調節が上手くいかない、冷え症で手足が冷たい、毎日、頭痛がする、肩、首が非常にこる、腰痛、動悸、眠りが浅く、不眠症で朝起きられない、急に涙が出る、感情が高ぶるなど多彩です。