病気別の漢方の記事

痔核

なかなか良くならない肛門の痛み

肛門に出来る病気には、肛門周囲膿瘍、裂肛、肛門癌、突発性肛門痛等がある。報告する例は、痔核の治療途中に激しい痛みを再発し、なかなか改善しないと訴える婦人。痛みの原因を東洋医学独特の概念、五志の憂と捉え治療したところ、痛みが消失した。
耳鳴り

バレーリュー症候群、耳鳴り

バレーリュー症候群Barre。Lieousyndromeとは、1925年にフランスの神経学者JA_Barreが発表し、1928年にはその門下生のYCLieouが、頚椎症に伴う症状の詳細な臨床研究を相次いで報告した症候群である。漢方治療においても、病態の一部にあることを疑い、糸練功による紙包磁石で頚椎の治療シュミレーションを行ったところ、関連性のある病態が多く存在することを確認した。
統合失調症

統合失調症と竜骨牡蛎の関係

東洋医学では、統合失調症は神経症や癲癇等の精神神経症と同じ五志の憂として捉える。五志の憂とは、東洋医学の独特の精神神経症概念。五志とは、東洋医学の概念で怒、喜、思、悲、恐驚の5種の精神状態のことを言う。
胆石

胆石、胆砂、胆泥に関して

今までの漢方相談の経験の中で、胃痛、ムカつき、背中から脇にかけての鈍痛やちくちく痛む等の症状を訴えるが胃腸炎と間違えやすく、諸症状の原因が胆石、胆砂、胆泥であったというケースを多くみてきた。近年、同病の成人は増えつつあるのではないだろうか。まとめたのでここに報告する。
非結核性抗酸菌症

非結核性抗酸菌症、肺MAC症について

結核菌は抗酸菌と呼ばれる細菌の一種。結核菌以外の抗酸菌が起こす病気を肺MACマック症、非結核性抗酸菌症という。アビウム菌とイントラセルラレ菌という、よく似た二種類の菌が起こす肺の慢性感染症で、酸に非常に強い菌となっている。
その他の病気

赤血球、白血球、血小板減少症治療の可能性

血小板減少症。現在、ガン等の治療のため、多くの化学療法剤が用いられている。良い結果を得られる方は多いが、中には不幸にもその副作用によって命の危険にさらされている方もいる。化学療法剤は骨髓の細胞分裂の速い細胞に作用し、骨髄での赤血球、白血球、血小板などの生産を阻害する。
痔核

痔の証。鑑別について

食べ物の洋風化に伴い、痔に悩む方は多くなったが、医療機関受診率は低い。痔には切れ痔、痔核いぼ痔、脱肛、痔ろうなどの種類があるが、診断を受けていない方は、自分自身の状態を正確に把握していない場合が多く、痔の証の決定は通常、困難を極める。
腰痛

漢方処方にて腰痛などの関節の痛みが改善する理由

腰痛などの関節痛が起こる原因は多々ある。現在西洋医学的治療としては内服で痛み止め、外科的療法として牽引、温熱、赤外線療法、ヒアルロン酸注入、水を抜く、手術などがあり、温熱赤外線療法以外は対処療法的治療である。骨の構成成分を含まない漢方処方がどのように骨、関節に働きかけるのかを漢方理論と痛みの原因から検証し、ここに報告する。
その他の病気

特発性血小板減少症に対する漢方薬の効果

特発性血小板減少症は現在厚生労働省が指定する難病の一つで、まだ治療法は確立されておりません。今回それに対し漢方薬が有効であったので報告する。西洋医学的な治療を行っても改善されなかった1例を対象とした。糸練功で調べそれをもとに漢方薬を選び治療した。
がん

糸練功の開発と発展

縁あり現代薬理学の世界から漢方に触れ、東洋医学の不思議さと魅力に溺れ26年が過ぎた。糸練功に出会い新しい治療法を開発できる能力を身に付けたとき、長いジレンマのトンネルから抜け出せるかもしれないという希望が自分の中に生まれた。
耳鳴り

難治性耳鳴りの治療

耳鳴りには、様々な原因があります。しかし現実には原因不明の場合が多く、治療も困難な場合が多いです。西洋医学的にも明確な治療法はなく、東洋医学でも確率された治療法はありません。漢方でも上手く治療が進む場合もあり、また様々な漢方治療に抵抗し改善が見られない場合もあります。
その他の皮膚病

尋常性白斑に対する糸練功の展望

尋常性白斑、白なまずは境界明瞭な白色の斑を特徴とし、これがしばしば次第に拡大、増加、融合する後天性色素脱失症である。色素脱失斑をきたす疾患の中では最も頻度が高く、現在における西洋医学において、その発症原因、治療方法などが未だに解明、確立されていないのが現状である。