羚羊角・連翹・蓮肉・鹿角・露蜂房・芦根 生薬ハ・マ・ヤ・ラ 羚羊角は、蒙古および中国に棲息しているレイヨウの角です。日本のカモシカの角も和レイヨウとして使用しています。貯蔵には、風に当たることを避け袋に入れて貯えます。風に当たると薬効が落ちると言われています。使用する場合は、ヤスリで粉末にして使用します。 続きを読む
薏苡仁・竜眼肉・竜骨・竜胆・竜脳・良姜 生薬ハ・マ・ヤ・ラ ハトムギの果実の果皮、種皮を取ったものと言われていますが、果皮と実の付いた物が良いと言われています。食用と薬用があります。日本で薬用として使用されている薏苡仁はモチ型です。東南アジアで食用とされている物は大粒のものが多いです。 続きを読む
麻黄・麻子仁・木通・木香・益母草 生薬ハ・マ・ヤ・ラ 麻黄には色々なアルカロイドが含まれていて、渋いような麻痺させるような味があり、黄色なので麻黄と呼ばれるようになりました。新鮮な麻黄は、青みを帯びた緑色なので、麻黄のことを青色の薬という意味で青竜と言います。 続きを読む
芒硝・防風・牡丹皮・牡蠣・蒲黄 生薬ハ・マ・ヤ・ラ 芒硝は、古くは結晶硫酸マグネシウムでしたが、本草綱目という本を書いた中国の李時珍という人が誤って結晶硫酸ナトリウムを芒硝と思い違いをしました。その為に中国より誤って伝えられて来て、日本でも硫酸ナトリウムを芒硝として使用していました。 続きを読む
檳榔子・茯苓・附子・仏手柑・防已 生薬ハ・マ・ヤ・ラ ビンロウ(シュロ科)の種子を乾燥したものです。果皮部分は大腹皮と言います。中国産を大腹檳榔と言って良品となります。オランダ産の物はやや品質が落ちます。昔、貴いお客さまが来客した時にビンロウの果実をご馳走に出したものですが、「賓」とか「郎」は貴客の名称であるので「賓郎」から「檳榔」の名を得ました。 続きを読む
反鼻・枇杷葉・白芷・白朮・蒼朮・白斂 生薬ハ・マ・ヤ・ラ マムシの内臓を除去した後の全体を用います。薬としては現在では、殆ど韓国産のマムシが使用されています。薬材として使う場合は、皮をはいで棒状にしたものを反鼻あるいは五八霜と言います。皮付きのまま蒸して円盤状にしたものを「マムシの蒸し焼き」と呼びます。マムシのヘビ毒は、血液毒成分と神経毒成分が含まれて血液循環障害や出血、壊死、浮腫などが出現します。 続きを読む
貝母・麦芽・麦門冬・薄荷・蜂蜜・半夏 生薬ハ・マ・ヤ・ラ 大麦(イネ科)の少し発芽した種子を乾燥したものです。大麦を水に浸し、発芽して3~5mmになった後、取り出して日干しにしたものです。ヨーロッパでは、有史以前から主食の一つでしたが、グルテンを含まない為パンには出来ず、現在は食用ではなく飼料やビール、ウイスキーの醸造用として栽培されています。 続きを読む