患者さんとの「かけ橋」です。漢方相談

太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。

漢方治療を少しでも御理解して頂きたく、太陽堂漢薬局での実際の症例を毎月御紹介致します。 患者さんにとって、少しでも御参考・励みになれば幸いです。

(注;東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。)

【 アトピー性皮膚炎 】と漢方症例報告

食べ物や入浴で酷くなるアトピー性皮膚炎 2016年12月

(2010年生、男性。No.6380)

皮膚の痒みが酷く、特に腹部の赤味が気になるというアトピー性皮膚炎の相談を受けた。1歳頃には症状が出ており、ステロイド軟膏と保湿を病院の指示で行うが悪化。別の病院の指示で入浴を控え、少し安定してくるが、食べ物により悪化してしまう状態が続いているとの事。

糸練にて、胃の陽証に属する皮膚の証を確認した。

皮膚の乾燥を改善し肌荒れを良くする漢方薬と内臓を強くし非常に体質改善力のある漢方薬、2剤合方の煎じ薬を選薬した。

同時に食べ物では、卵、鶏肉、油、カビ類が影響している反応がある事もお伝えした。

2ヵ月した頃には入浴後に痒みはあるが以前のように酷く痒がる事は減っていた。背中の痒みは落ち着いているが、膝や脇などの痒みは引き続き訴えていた。その時、炎症には5段階があり、途中で掻いてしまう事で再び振り出しになる事をお伝えし、痒がった時には冷やした緑茶を塗布するようにお伝えした。

治療開始から半年を過ぎた頃から、保湿剤を塗らずに済む日が増え、入浴後の痒みも無くなった。痒みにより夜起きてしまう状態などは無くなり、とても落ち着いて過ごせるようになっていた。

現在、乾燥は落ち着き、乾燥を改善する漢方薬を抜き体質改善に絞った煎じ薬をお飲み頂いている。症状はとても落ち着いており食べ物による痒みの症状も無くなっていた。

肌の状態もつるつるになったとご両親も喜ばれた症例だった。

最後に

東洋医学の治療は、西洋医学と異なり体質改善や原因療法の傾向が強いです。それだけに、効果の出る時間に個人差があります。「かけ橋」・「多くの漢方治療歴」が、患者さん同士の希望に繋がることを願っています。

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