てんかん

てんかん

てんかん発作は、突然に起こります。

てんかんは、ご本人も家族の方にも精神的な負担が大きい疾患です。将来に対しても不安の残る疾患です。
一般に、身体がこわばる強直性の発作は、大発作と言います。症状が軽くても強直性の症状は、大発作になります。
一方、眠るように意識を失うのを、小発作と言います。
症状の強さで呼び分けるのではなく、発作は、症状の種類で分類されます。
発作は、点滅する光刺激、脱水、ストレス、月経周期等で誘発されることもあります。

てんかんの4種の漢方治療法

てんかんは、漢方太陽堂では独自の総合的治療を行います。また、大発作と小発作では、東洋医学では陽証と陰証に分類され、全く異なった治療法を行います。

大発作

てんかんは、東洋医学では陽証の場合が多く瀉法の治療法が中心となります。治療には臓腑経絡の概念、十二臓腑を用います。

  1. 胆の瀉法、本治法
    昭和51年、相見三郎先生の提唱された胆の瀉法の治療法を行います。相見先生は、脳波の検査も含め数多くのてんかん完治例をご報告されています。漢方太陽堂でも多くの治癒例を出している治療法です。
  2. 大腸の瀉法、標治法
    てんかんで有名な甘麦大棗湯などを使い、発作を出来るだけ抑えるために、瀉法でありながら緩める治療法を行います。
  3. 心包の瀉法、標治法
    1の胆の瀉法と関連が深く、原因である東洋医学的な熱を除きます。
  4. 腎の補法、標治法
    東洋医学では腎は鹹いであり、海のミネラルを補充します。発作を起き難くする生体内環境を整えます。

部分てんかん

独特の肝の瀉法の治療法となります。
漢方太陽堂では、てんかんの治癒率を高めるため、1つの治療法に拘らず上記4つの治療法を組み合わせ、患者さんに最も合う治療法を探していきます。
その他、発作の誘引である脱水を防ぐ治療法や、女性ホルモンによる瘀血などの、誘発因子を除く治療法も行います。

小発作

東洋医学的には陰証となり、補う治療法を行います。一般的には、臓腑の心を補う治療が効果があります。

てんかん、漢方太陽堂での改善例報告

てんかんの発作は、本人と家族にしか分からない苦しみです。改善された患者さんの報告です。

激しい発作と、てんかんの毎日の軽い発作

16歳女性
てんかんの激しい発作は2ヶ月に1回。軽い発作は、ほぼ毎日、繰り返します。
3種類の病院薬等を服用中でした。

治療1ヶ月後。軽い発作の回数が減ってきました

軽い発作の回数が減ってきました。煎じ薬、粉薬とも無理なく飲めます。

漢方太陽堂より

糸練功の合数は、少しづつ改善方向へ動き出していますよ。
てんかんの軽い発作が、少しづつ減ってきたようで良かったですね。
全体的には、まだ合数は低いですので、しばらく発作が出るのは続きますが、徐々に回数や間隔が開いてくるようになりますよ。
漢方薬も無理なくお飲みいただけるようですし、この調子で続けていきましょうね。

治療2ヵ月後。毎日あった軽い発作もこの1ヶ月間で1回だけ

毎日あった軽い発作も、この1月間で1回しかありませんでした。
てんかんの激しい発作も起きていません。

漢方太陽堂より

発作の回数も徐々に減っているようで良かったですね。合数も順調に改善されていますよ。
夏場は、汗をたくさんかき、体内の水分量が不足しがちになります。脱水状態になると、発作が起きやすくなりますので、運動後や入浴の前後には、水分の補給を忘れないようにしてくださいね。

治療1年1ヶ月後。検査で脳波の異常なし

1ヶ月程前に小さな発作が多かったですが、先日大学病院で脳波の検査をしたところ、異常な大きな波は見られませんでした。
てんかんの大発作も、4ヶ月前が最後です。

漢方太陽堂より

糸練功の合数は、順調に改善されています。脳波の検査結果は、とても良かったですね。
これから暑くなり、汗のかきすぎによる脱水、冷たい物の過剰摂取に気をつけてお過ごし下さいね。

治療1年2ヶ月後。再検査でもMRI、脳波とも正常

大学病院で再検査をしました。MRI、脳波、ともに問題なく、正常と言われましたた。
また、今回は発作は出ていない。

治療2年11ヶ月後。発作が無くなり、もう直ぐ2年が経ちます

発作はありません。今年の夏で発作が無くなって、まる2年が経ちます。
暑くなってきたので、少しこまめに水分を摂らないといけないかなと思っています。

治療5年10ヶ月後。発作も無く元気です

元気に過ごしています。発作も無く、大丈夫です。

漢方太陽堂より

毎日のように有った発作も無くなり、病院のお薬も順調に減っていった患者さんです。