病院の治療では痛みが強い時は抗癲癇薬を

神経痛

三叉神経痛、帯状疱疹後神経痛。かけ橋掲載分

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特発性三叉神経痛の女性

1963年生、女性

1週間前、突然右頬が痛くなり病院で突発性三叉神経痛と診断された。
病院の治療では痛みが強い時は抗癲癇薬を、それでも治らない時は外科的な手術が必要と言われ途方に暮れていた所、カイロプラクティックの先生から漢方薬を勧められて漢方太陽堂に相談に来られた。

三叉神経痛は最も痛みが強いと言われる3つの痛みの疾患。痛風、坐骨神経痛、三叉神経痛の一つである

この方には三叉神経痛の初期に繁用する漢方薬を選薬した。
漢方薬服用開始から1週間後、痛みが痒みに変化した。
2週間後、更に良くなり、3週間後には嘘の様に痛みが消失した。まだ改善途中の段階なので、疲労や身体の冷えで違和感や痛みを感じる事もあるかもしれないが、酷くならずに治まるだろう旨をお伝えした。
その後、漢方薬を欠かさずきちんと続けられ、痛みが出る事もなく4ヶ月が過ぎた。その頃から体調もすこぶる良くなって来た。
漢方薬服用開始から5ヶ月後、糸練功の合数が10合プラスマイナスに到達。適量診にて漢方薬を終了しても良いと思われた。念の為、1ヶ月後に再発しない状態か糸練功で確認し、治療終了となった。

三叉神経痛は漢方薬が非常に著効を示す疾患の一つである。この方は症状が出てからまだ日が浅いうちに漢方治療を開始し、半年で再発しない状態まで辿り着いた。漢方治療期間は罹患してからの期間と比例する事を再認識した例であった。

帯状疱疹後神経痛のご婦人と漢方改善例

1938年生、女性

患者さんは2年半前に左顔面、目の周囲を帯状疱疹に侵されたそうである。

現在まで帯状疱疹後神経痛が左顔面に残り、病院でもらう鎮痛剤で誤魔化してきたと言われる。しかし鎮痛剤の副作用で胃腸の調子が悪く潰瘍が出来、漢方薬で治せないかと相談に来られた。

帯状疱疹後神経痛は現代医学では治療の難しい疾患である。漢方治療でも治ったり治らなかったりで治療としては不確実な分野であった。

私は3年ほど前に腰痛、関節痛、神経痛専用の薬方を開発した。

偶然であるがその薬方で帯状疱疹後神経痛の患者さんが何人も良くなる事に気付いた。

相談に来られた患者さんにも私の開発した接骨木製剤を使用した。

患者さんは便秘がちで口喝があり、舌は黄苔でやや乾燥、舌下静脈の怒張が観られ、年齢に反し実証と思われた。血圧は変動し心配事があると上昇するらしい。五志の憂があると思われる。

治療開始前、帯状疱疹後神経痛は肺の臓陰証1合3プラスで強い痛みがあった。五志の憂、自律神経失調症などの自律神経の不安定は膀胱の腑2合3プラス。

1ヶ月後、神経痛は3合1プラス、自律神経は5合1プラス。痛みは依然として有り変わらず。

2ヵ月後、神経痛は5.5合1プラス、自律神経は7.5合プラス1。痛みが無い日があるとの報告。

8ヵ月後、帯状疱疹後神経痛は8合プラスマイナス、自律神経は9合プラスマイナスに改善。痛みは全く消失。血圧も上がらなくなった。

帯状疱疹後神経痛で眠れない程の痛み

1967年生、男性

右肩甲骨付近に痛みが現れ、帯状疱疹後神経痛と診断された男性から相談を受けた。

夜になると痛みが強く出て眠れないのが辛いとのこと。痛みが痒くなる時もあると訴えられた。

糸練功にて、右肩甲骨から右胸にかけてstを感じる。糸練功で反応のある場所を示すと、ちょうどその箇所に痛みがあると仰っていた。

帯状疱疹後の神経痛は強い痛みが残るケースが非常に多い。慢性化すると厄介になる。この方はまだ急性の状態であった。急性の状態は時間との勝負になる。

漢方薬は、ウイルスと痛みを改善する内服薬2種類と外用剤を使用した。

治療開始1週間は、ウイルスへの効果を最大限強め、その後2週間単位で煎じ薬分量を調節しながら治療を進めた。

選薬した煎じ薬は、抗ウイルス作用と痛みを改善する働きがある。

季節的に暑さバテしやすい時期であったが、この煎じ薬は体内の水分バランスを調節する働きもある。患者さんは炎天下に出る事が多く、暑さバテ予防も兼ねている事を実感され大変喜ばれていた。

とても順調に改善が進み、2週間毎に痛みが軽くなって行った。何よりも眠れなかった痛みが早く治まり安心されていた。

抗ウイルス作用のある漢方薬は幾つかあるが、帯状疱疹ウイルスを完全に消すのはなかなか難しい。肝炎ウイルスのほうが消しやすい。痛みが消失した後、最終的に痛みが出ないレベルまでウイルスの状態を改善し治療終了となった。