日常生活に不自由なく症状が回復
脳梗塞の後遺症で、精神的にも肉体的にも苦しまれている方は多いです。漢方薬の治療で
- 脳梗塞の後遺症から回復した。
- 歩けるようになった。
- お箸をもって食事が出来るようになった。
日常生活に不自由なく症状が回復した方も多いです。
漢方は脳梗塞、脳血栓の予防も治療も得意
漢方薬で脳梗塞や脳血栓症を治療すると、不思議な事にレントゲンなどの検査で梗塞を起こした箇所さえ不明になるほど回復することがあります。
東洋医学では独特の概念に基づき、下焦が原因の瘀血により上焦の脳梗塞、脳血栓が生じたと考えます。漢方治療は対処療法ではなく原因治療ですので、梗塞や血栓を改善するだけでなく再発防止も行います。
また抗凝固薬と異なり出血傾向などの副作用の心配もありません。
実際の漢方治療
太陽堂漢薬局の治療をご紹介します。
- 麻痺や後遺症を取る漢方薬を使用します。
- それに梗塞を改善する駆瘀血剤を加えます。
- 再発を防ぐ五志の憂の体質改善薬を使います。。
上記の3つの治療をしていきます。同時に3種の治療が出来ない時は、1の麻痺、後遺症の漢方薬と2の駆瘀血剤を併用します。そして最後に3の再発を防ぐ五志の憂の治療をして締めくくります。
脳梗塞の後遺症のご相談は、太陽堂漢薬局へ
太陽堂漢薬局での後遺症のご相談があり、脳梗塞発症から数年経過後より漢方治療を開始した例です。
- 車椅子から、物に頼らず自力歩行が出来るようになった。
- 言語障害により言葉が出ない状態から、通常の会話まで回復した。
- ご自分でまったく機能できなかった右腕で、お箸で食事が出来る、筆記もできる様になった等の回復。
多数の回復の改善例が御座います。漢方の力を信じて、諦めないで。一緒に治していきましょう。
脳梗塞の漢方改善例報告。かけ橋に記載
脳梗塞の後遺症、発症後1ヵ月半
昭和4年生、男性
脳梗塞で倒れた男性より相談を受けた。発症後1ヶ月半、入院生活を送られていた。後遺症として右足膝より下の痺れとふらつきが残っていた。強い疲労感もあると訴えられる。
糸練功にて、右足膝より下側の反応を捉えた。反応を辿って行くと、頭部まで繋がっている。脳血流の清熱作用をする漢方薬が適応となった。また脳梗塞部分に脳動脈硬化による頭痛の証を確認。もう一箇所、血流不足の状態も捉えた。
脳動脈硬化の漢方薬は、高血圧、頭痛、イライラのぼせ症、動脈硬化等の改善に用いる。病院からは、降圧剤、抗血小板剤のアスピリンと便通を付けるプルセニドを処方されていた。
漢方治療開始から2ヶ月後、血流不足の合数は7合1プラスまで改善されて来た。この反応が8合プラスマイナス以上まで改善してくると病院薬アスピリンを抜いても大丈夫と思われる。
それから2ヶ月後、8合プラスの状態になり、アスピリンを休止された。
更に3ヶ月後、3箇所の治療点全て10合プラスマイナスの状態まで改善された。ご本人の体調もすこぶる良くなり、気になる症状も無く、毎日の生活を送れるようまでに回復された。
各々の治療点毎に漢方薬を投薬していたが、再発防止として当薬局で開発した出血を止める効果も期待できる粉薬1種類のみへ切り替える事が出来た。
この粉薬は、東洋医学的には中焦の熱証を冷まし、西洋医学的には肝機能を助ける働きがある。その後約1年間、脳梗塞の再発防止剤を続けられた。
めまいを訴えられる女性、脳梗塞の後遺症
50歳代、女性
患者さんは眩暈の他に、立ちくらみ、動悸、イライラ、肩こり、不安感、突然の発汗を訴えられる。
10年ほど前に左足が麻痺し、検査の結果で脳梗塞との診断を受け病院にて治療を継続している。この女性は外出前になると下痢、軟便になり、外出すると眩暈、立ちくらみがして外出もままならないと訴えられた。
糸練功で調べると、耳の三半規管、めまいの反応が腎の臓、陽証0.5合2プラス。五志の憂である不安感の反応が、胆の腑、陽証0合1プラスに有った。
それぞれ、めまいに脾虚の胃内停水が上衝し目眩となった証、不安感に少陽病位の水毒証を選薬した。
3ヵ月後、めまい4合2プラス。不安感3.5合1プラスに糸練功では改善。動悸、イライラ、緊張感など、少しづつだが改善しているとの事。
10ヵ月後、めまい7合2プラス。不安感7.2合2プラス。回転性のめまいは無くなったが、フワフワ感があると訴えられる。
1年5ヵ月後、時々イライラするが、めまいは全く無くなった。
1年7ヵ月後、とても調子がよく、めまいもイライラもない。調子が良すぎて、漢方薬の服用を忘れることがあるそうです。
2年後、めまいも更年期障害のような不安感も消えて調子が良い。この時点で、めまい7.8合プラス3。不安感8合プラス3であり、体質改善はまだまだと思われたが、本人の希望にて休薬となった。
自律神経の異常が強く、改善に非常に時間が掛かった改善例である。