悪性腫瘍。かけ橋掲載分
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腫瘍マーカーの数値も少しずつ上昇。膵臓腫瘍
1948年生、女性
手術しかないと言われた膵臓腫瘍。
1年前に膵臓に悪性では無いと思われるが、腫瘍が発見された女性から相談を受けた。太陽堂漢薬局にご相談される1週間前には手術しかないと言われ腫瘍マーカーの数値も少しずつ上昇していた。糸練功にて確認し、膵臓の炎症に直接働く煎じ薬と腫瘍を小さくする薬味を加え、漢方治療を開始した。
治療2ヶ月目にはアミラーゼの数値が450から53まで下がり体調も良いとの事だった。半年した頃には、腫瘍の大きさは変わらないが、腫瘍マーカー、アミラーゼ共に正常値まで下がっていた。腫瘍の大きさに変化が見られない事から薬味を調節し次回の検査まで様子をみて頂いた。次の検査の時、腫瘍は小さくなっており、臨床検査値も正常値のまま調子良く過ごされていた。
検査の結果も変わらず良好
その後は、検査の結果も変わらず良好。食養生では香辛料やお酒などの辛い物、特に唐辛子や山椒などを控えて頂いていた。ヨーグルトは膵臓の炎症を抑える働きがある為、毎日摂る様にして頂いた事もあり、改善がとても早かった。
漢方薬は初回の処方のまま順調に改善していった例であり、とてもスムーズに改善が進んで行った。この様に処方変更の無い例は余り多くは無い。この患者さんは、2年で漢方治療が終了となった。手術しか方法が無いと言われた腫瘍と膵炎を2年程で改善消失させた事でご本人も大変喜ばれていた。
子宮頸がんの疑い
1947年生、女性
冷え症、眩暈、高血圧等の相談で御来局のご婦人。漢方治療を始めて7ヶ月経った頃、半年毎の子宮頸がん検診にて2回連続で子宮内膜に異形が見つかったとのご相談を受けた。
検査入院をして組織検査を行ったところ、まだ完全にがん化はしていないとの診断。糸練功にて、悪性度の反応は最も低いところで0.1合にあり、放っておくとがんになる可能性は非常に高いと思われた。患者さん自身、免疫力を高める漢方治療を望まれ、今までの治療を一旦休止して免疫力を高める漢方治療を行う事とした。
胃にも治療点を確認した
本人の自覚症状として胃の違和感もあり、胃を入念にチェックしたところ、胃にも悪性度の反応と思われる治療点を確認した。子宮頚部、胃、どちらの反応も改善する様に漢方治療を進めた。
免疫力を高める漢方薬を服用してから2ヶ月後、最も低かった0.1合の反応は4.7合まで急激な改善がみられた。それから5ヶ月後、全ての反応は8合以上まで改善。その後は、半年毎の子宮頸がん検診で異常が見つかる事は一度も無かった。
人体の中では、正常細胞、悪性細胞とも新しい細胞が出来ては消える事を繰り返している。誰にでも悪性細胞は100万個あり何等かの原因で300万個を超えるとがんと言われる。この患者さんは、まだがん化する前に漢方治療を始められ、通常のがん患者さんに用いる漢方薬量の半分量で悪性度を消し去る事が出来、漢方治療終了となった。