変遷する生薬原料

2022年11月25日;(写真は、鹿児島県指宿市西大山駅、日本最南端の駅です。)

私達の漢方薬局には、原料は生薬で姿(スガタ)、刻み、末の3タイプで納入されます。

姿は生薬その物の原型です。生薬の特徴が分かりやすい原型のままです。

刻みは、姿を刻んだ物です。刻み方で丸切り、角切り、寸刻みなど生薬ごとに異なります。
生薬の原型が少し残り、スカや色など質の違いが分かりやすいです。

末は更に細かく粉末状にした生薬です。この段階まで加工すると味と色、香りでしか質の良し悪しが分からなくなります。

質の観点から行くと、姿が最も良く、刻み、末になるに従い質が落ちてくるのが一般的です。エキス剤は原料生薬の質は推測しかできません。

30年前、質の悪い生薬も確かに市場に有りました。最高品質の生薬も有りました。
時代が変わったのでしょうか。現在、質が悪く使いたくない生薬が市場に多く出ているように感じます。

治せない時、自分の腕が未熟なのか、漢方薬の質が悪いのか。
漢方薬の責任にしないように、漢方薬の質は言い逃れが出来ないものを選びます。