写真は、大分県湯布院、亀の井別荘です。
発熱時の地竜の使い方
地竜は最近は血栓症などに使われますが、私が若いころは漢方の解熱剤として使っていました。現在の地竜は臭いアンコが入っていないため昔の3倍ほど使わないと効果が悪いです。生薬換算で3~6g/D使用します。地竜はアセトアミノフェンと同じ働きが有るようです。アセトアミノフェンで副作用が出る人には禁忌です。ただ地竜を太陽病に使う場合は、裏に熱がこもる事を防ぐため発表剤の葛根湯や麻黄湯、桂枝湯、青皮製剤、生の生姜などと同時服用しないといけません。
発熱時の脱水
小児や老人の発熱時は脱水に注意します。唇が乾燥し始めたら要注意です。脱水により熱が下がらなくなります。
太陽病は表寒ですが、裏熱を伴うことがあります。
裏熱を伴う時は糸練功で診ると膀胱と心・心包に強く反応が出ることが多いです。実証の麻黄湯証の場合は元来体力がある人が多く日頃から裏熱があると思われます。傷寒論太陽病上篇に「太陽中風・・乾嘔者、桂枝湯主之」と有ります。虚証の桂枝湯証にも裏熱があることが伺えます。
裏熱を伴う場合の薬味薬方
薬味は桂枝、石膏、黄芩などの組み合わせが多いです。薬方は麻黄湯、葛根湯加石膏、小青竜湯加石膏、桂麻各半湯、桂枝二越婢一湯、桂枝二麻黄一湯、桂枝湯、柴胡桂枝湯、補中益気湯、麦門冬湯、麻杏甘石湯、五虎湯、白虎加人参湯など多彩に渡ります。
太陽病の補助
傷寒論の桂枝湯の条文に「熱稀粥一升を啜り」と粥による補助が書いてあります。太陽病は表寒ですので補助は温で散の物が良いです。青皮製剤や生姜、発散が強い牛黄麝香など補助剤となります。牛黄は寒のため虚証には不適の場合もあります。ウイルス性の風邪やインフルエンザなどは1日目にスクアレンを400~600mm服用しても効果があります。2日目にはあまり効かなくなります。ヘルペスウイルスの場合は1週間過ぎても効果があります。不思議です。
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