写真は、佐賀県鹿島市、祐徳稲荷神社です。
性周期と血虚、瘀血の関係から続く
乳腺症の漢方治療
乳腺症は炎症です。熱性ですので温める治療やお風呂の長風呂や温泉で温まり過ぎは厳禁です。表の化膿症ですので、中耳炎、化膿性リンパ腺炎、壊疽、クローン病、肛門周囲膿瘍、痔ろうなど化膿症全般に同じ漢方理論が使用できます。ただ痔ろうや肛門周囲膿瘍の場合は急性の時は大黄牡丹皮湯や騰竜湯など、慢性の時は桂枝加芍薬湯なども考慮しないといけません。
乳腺症や化膿症の三陰三陽
化膿症は古方の三陰三陽で考えると分かりやすいです。また乳関門を通過するため家伝療法の青皮を使用します。漢方の抗生物質である金銀花、忍冬、露蜂房、撲樕。マクロファージなど免疫を活性化する桔梗、連翹などを適宜追加します。
太陽病
葛根湯加石膏または加桔梗石膏が汎用されます。青皮製剤を併用したほうが効果が期待できます。
少陽病
十味敗毒湯加連翹、加石膏が汎用されます。青皮製剤を併用します。他に荊防敗毒散、柴胡剤なども用います。
太陰病
発病から時間が経った慢性的な化膿症には、托裏消毒散や千金内托散などを使用することが多いです。千金内托散に虚熱があれば托裏消毒散を使用します。托裏消毒散は原典に2方あります。外科正宗の托裏消毒散がお勧めです。もう一つは孫思邈の千金要方の千金内托散です。他に桂枝加芍薬黄耆湯、黄耆建中湯、補中益気湯加人参牡蠣肉、十全大補湯加反鼻末1~1.5などを使用します。
婦人科各論、乳腺症2に続く

