糸練功と磁場の関係

漢方コラム
鹿児島市-桜島フェリー

写真は、鹿児島市の桜島フェリーです。

全ての物が持っている磁場

生体も化学薬品も漢方薬も食物も全ての物に磁場があります。磁場はその物の中心より離れるほど弱くなります。当然ですが大きさや質量が増えると増大します。

糸練功で大黄を診る

糸練功の術者が下痢がちな場合、漢方薬の大黄の離れた状態でもstを感じます。逆に便秘がちな術者は大黄に近い状態に成らないとstを感じません。術者の状態にて糸練功の感じ方に変化が出てきます。大黄は下剤であり清熱作用もあります。便秘だけでなく虚証、寒証の場合は離れても糸練功で診る事ができます。逆に便秘がちな陽証、熱証の術者は近くないと診る事ができません。

大黄の量や品質を一定にした場合、術者の陰陽の気の盛衰で大黄の陰気と術者の陽気のバランスが相対的に変わります。stを感じる距離が変わります。

糸練功で患者さんを診る

同じ現象は患者さんを診る時も起こります。術者の体質や体調により糸練功の感度は変化します。合数も変わります。術者の体質が患者さんと似ている場合、一時的に下痢がち便秘がちな場合、特別な熱になる或いは日本人の先祖が食べていなかった牛肉やマグロ等を食べた時など気を付けないといけません。そのため糸練功の術者が太極になる姿勢の気功の調身が非常に重要になります。

全ての物に身体は反応

自分の肉体以外の物は、異物のため直接触れると何でも大なり小なり糸練功ではstが出ます。太極である人間が大量に食べ服用しても全く身体に害が無いのは、人間の身体を一物全体で食べること以外にないです。厳密に言えば他人の身体ではなく自己の身体を食べる事が最良です。厳密に言うと糸練功上で診ると自分の肉体でも糸練功の感度を高めるとstが出ます。