写真は、写真は広島県福山市 #鞆の浦 江戸時代に作られ最大級の大きさを誇る常夜燈です。
おりもの、帯下
おりものは、膣内を酸性に保ち雑菌などから守っています。性周期でおりもの量は変化します。排卵期には増え受精を助ける働きをします。
東洋医学で診るおりもの
子宮内膜症や卵巣炎、テーラー症候群、感染症などで帯下に異常が出ることがあります。
実証
濃さは濃くなります。色は黄色から褐色になります。膿様の様状になります。
虚証
濃さは薄くなります。色は白色か透明になります。量は多く、米のとぎ汁の様と例えられます。
症状別
- 子宮出血を伴う場合。当帰芍薬散、人参当芍散、温経湯、芎帰膠艾湯、桂枝茯苓丸、桃核承気湯、折衝飲加蝉退2車前子4、温清飲加連翹3、黄土湯など。
- 膀胱炎、尿道炎症状を伴う、感染症の可能性の場合。大黄牡丹皮湯、竜胆瀉肝湯加山帰来3薏苡仁5、八味帯下方去大黄、猪苓湯、香川解毒湯加山梔子など。竜胆瀉肝湯はトリコモナスの場合はファーストチョイスになります。
- 膀胱炎、尿道炎、感染症の場合の外用。苦参湯6~10g、苦参荊芥湯による冷湿布。苦参荊芥湯は苦参と荊芥は等量です、痒みに対し服薬しても有効です。
- 冷えを伴う場合。五積散、苓姜朮甘湯加附子、当帰四逆加呉茱萸生姜湯など。
- 神経症、五志の憂を伴う場合。加味逍遙散、清心蓮子飲、帰脾湯など。
- その他の場合。薏苡附子敗醤散、八味丸、人参湯、十全大補湯など。
運用の注意点
- 田七兼方で良いこともあります。
- 千金方に竜骨一味があります。代用として桂枝加竜骨牡蠣湯や柴胡加竜骨牡蠣湯を使用することがあります。竜骨は生で精神安定作用が強いです。焼くと下痢、遺精、帯下などへの収の働きが強まります。竜歯は精神安定作用が強く収の働きは弱いです。
- 薏苡仁10を帯下の処方に加味します。
- 牡蠣肉を医心方では本草経「牡蠣は味鹹、平、毒なし。傷寒、寒熱(少陽病の往来寒熱)、温瘧(温病)を主り、拘緩(てんかん)、鼠瘻(るいれき)、女子の下血(子宮出血)、赤白(おりもの)、心痛気結を除く。渇(糖尿病などの口渇)を止め、老血を除き、喉痺(アデノイド)、咳嗽を療す。」とあります。医心方に基づき太陽堂漢薬局では少陽病の虚証の補中益気湯証、脾虚の帰脾湯証、人参養栄湯証、当帰六黄湯証、清暑益気湯証、てんかん、柴胡清肝湯証などの鼠瘻や老人性掻痒症の当帰飲子証、アデノイドの補助剤としてオイスターを使用しています。

