写真は、キャラメルマキアートです。
腹診図を使った帰経、経別配当
故入江正先生よりご教示いただいた臓腑配当は経絡を使用する方法でした。ここでは木下順一朗が行っている腹診を使った臓腑配当をご案内します。薬味や薬方の補瀉も鑑別できますので非常に簡単で便利です。
帰経、臓腑配当と補瀉の鑑別方法
- 腹診図は黄帝内経系の臓腑腹診図ならどれでも良いです。夢分流でも木下晴郎式、入江流でも構いません。私は太陽堂漢薬局腹診図を使っています。
- モデルの人間の異常のない合数を探します。経別配当は常にこの合数で行っていきます。オーリングテストや入江FTでは合数の概念が無いため少し難しいかもしれません。
- 薬方や薬味をモデルの手掌に載せます。モデルが男の場合は左手に、女の場合は右手に載せます。指の第3関節に近い手掌の上焦部に載せると反応が一番強くなります。
- モデルの腹診にて最もstが強い臓腑を調べます。同時に臓腑にて補瀉を調べます。補瀉は労宮の瀉と裏労宮の補を使っても、示指の補と中指の瀉を使っても構いません。手掌に瀉剤を載せた場合は陰証、補剤を載せた場合は陽証になります。
- 紙包磁石を最もstが強い臓腑に貼ります。すべての臓腑と百会がsmとなる事を確認します。すべての臓腑と百会がsmとならない場合、紙包磁石を貼ることによりstがより強くなった臓腑が帰経です。また最初からstが強い臓腑が2、3か所ある場合もあります。2、3か所とも紙包磁石を貼り臓腑を確認します。2、3か所の臓腑に配当される薬味、薬方もあります。
- 平、太極の状態に補剤を入れると、生体は陽となり瀉剤あるいは磁石のS面が適します。逆に瀉剤を入れると、生体は陰となり補剤あるいはN面が適するようになります。茯苓など平の薬味はS面とN面を両方貼らないとsmになりません。この事象から平の薬味や薬方は補の薬性と瀉の薬性の両方を併せ持つ太極になっていると考えられます。
- 最終確認は色体表と五味にて行います。臓腑の色体を手掌に載せ7秒待ちます。色体の上に薬剤を載せます。すべての臓腑と百会がsmになる事を確認します。

