五気の証明と東洋医学の診断1

五気の証明と東洋医学の診断1

写真は、大分県竹田市、九州三大稲荷の扇森稲荷神社です。

古典による五気

神農本草経「寒を治すには熱薬を用い、熱を治すには寒薬を用いる。」

荒木性次の新古方薬嚢「薬には五味とは別に気なる働きあるものあり、この働きを大別して寒と熱となす。寒の微なるものを涼となし、熱の微なるものを温となす。そのいづれにも偏せず特に気の働きを発せざるものを平となす。」

間中喜雄先生が開発された、2MC(Two Metal Contact)

開発者の間中喜雄先生の一番弟子である故入江正先生から、私は2MCを教わりました。2種の金属を使い経脈、流注、経穴の補瀉を測定する方法です。もちろん東洋医学の診断だけではなく、電位差を用い治療にも応用できます。

入江先生に教わった2MC

ここからは入江先生に教わった2MCと五気との関係を忠実に文章化します。

2種の金属の補瀉

  • 磁石のN極は補で一時的に瀉を中和できます。銀、アルミニウム、亜鉛などで瀉の状態を一時的に作れます。
  • 磁石のS極は瀉で一時的に補を中和できます。金、銅などで補の状態を一時的に作れます。

入江先生にはアルミ板と銅板を使う方法を教わりました。それぞれ大小の板を作ります。厚みもある程度必要です。大は6cm×3cm、小は3cm×1.5cmです。

銅板とアルミ板の働き

銅は補の力があり、手に銅板を載せると身体は一時的に温、熱の状態になり瀉を必要とする病的状態になります。1分半が限度です。逆にアルミは瀉の力があり、身体は涼、寒になり補を必要とする状態になります。

黄帝内経難経八十一難には「実を更に実し、虚を更に虚せしめる事。不足を益々損じ、有余を更に益々増すような治法をを行うなかれ」とあります。八十一難のこの理論を使います。

五気の証明と東洋医学の診断2に続く

私がこの記事を書きました

太陽堂漢薬局

薬剤師。長崎大学薬学部卒業、日本薬剤師会会員、日本東洋医学会会員、東亜医学会会員、伝統漢方研究会会員。20代前半に、現代薬理学から漢方医学に入り40年以上が過ぎました。色々な流派の先生に師事し、最後は故入江正先生に師事し臨床医学を継承しています。

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