アレルギー性鼻炎、花粉症2

漢方コラム
村上海賊ミュージアム(11)

写真は、愛媛県今治市、村上海賊ミュージアムです。

アレルギー性鼻炎の養生

アレルギー性鼻炎には牡蠣などのカルシウム剤が有効です。ただし苓甘姜味辛夏仁湯証は人参剤が有効なことが多いです。

湿の場合

アレルギー性鼻炎は湿が中心です。クシャミが多く鼻水が少ない麦門冬湯証は燥です。通常は、湿のため水は寒なりで養生としては

  • 上半身を冷やさない
  • 果物、生野菜を減らす
  • 身体を冷やす苦い物やアクのある野菜は、十分アク抜きをする

燥の場合

麦門冬湯証は燥ですので、潤の食材であるハチミツやバラ科のイチゴ、桃、リンゴ、梨などが合います。海産物は潤ですが海藻類には少し燥の働きもあります。海の葉野菜と考えても良いかもしれません。昆布の葉部分は散ですので燥で、根昆布は潤だと考えられます。

アレルギー性鼻炎、花粉症の簡易鑑別

まず燥湿で分けます。

燥のアレルギー性鼻炎、花粉症

燥はクシャミが多く鼻水が少ないタイプです。麦門冬湯証が多いです。麦門冬湯に使う人参は病性が燥ですので、竹節人参ではなく白人参を使います。竹節人参入りの麦門冬湯を使用する時は咳などで気管支に炎症がある時です。

湿のアレルギー性鼻炎、花粉症

湿の場合は虚実で分けていきます。

  • 老人や虚証の場合、少陰病の麻黄附子細辛湯。
  • 貧血や眼瞼結膜が白い、虚証は、太陰病の苓甘姜味辛夏仁湯。
  • 実証は、小青竜湯。
  • 実証で頻鼻水、口渇、熱証は、小青竜湯加石膏。

小青竜湯に加味する石膏量は頻鼻水では7g/D未満、口渇や熱証は7g/D以上になります。小青竜湯には半夏が入っており胃内停水に対応しています。胃内停水が強い場合は二陳湯を合方すると良いです。細辛を増量しても効果が上がります。