写真は、静岡県熱海市ホテルグランバッハからの夜景2です。
婦人科で用いる漢方薬の注意点2
婦人科で用いる方剤は非常に多くの漢方薬があります。東洋医学には診断のコツがあります、漢方にも効かせるコツがあります。
- 補中益気湯人参大または当帰大にすると効果が増します。人参大は木下が30代に見つけた加味方です。当帰大は浅田宗伯先生が江戸時代に見つけられた加味方です。補中益気湯人参大は人参を3g増量します、末では1gです、苦いアクの入った人参は不可です、甘い人参の最高級品を選薬します。藤平先生の残された難治性喘息に甘草麻黄湯を使うとき体質改善薬として補中益気湯人参大を使います。また糖尿病性の黒くなった壊疽などにも血流を改善するのか著効を示すことが度々です。血行障害による動脈閉塞性の壊疽でもみるみる患部が改善します。他にがん末期で食不振の状態や老衰の時にも用います。非常に近い処方で山薬人参の人参製剤にハチミツを入れると十全大補湯の強力版が出来上がります。こちらも老衰の時に用います。肝虚による血虚には当帰大をお勧めします。糸練功で脾の臓にて鑑別し使い分けします。
- 苓姜朮甘湯を古方の腹証奇覧では「腰以下病ありて冷ゆること水中に坐するが如く、重くして痛み・・小便自利するものを苓姜朮甘湯の證とす・・股へひきつるものには芍薬甘草湯を合方す。腎著の病・・腰中冷え水中に坐するが如く・・腰重きこと五千の銭を帯ぶるが如し」苓姜朮甘湯は下焦が中心のことが分かります。
- 呉茱萸湯証は胃が冷え頭痛、嘔吐、眩暈、上逆による朱色から赤黒い顔面紅潮です。それ以外にこめかみ痛みが頭痛の初発に起きる現象があります。腸が冷えて起きる桂枝人参湯証にもこめかみの痛みがあります。
- 急激な痛みに対する頓服は甘草湯、芍薬甘草湯、小建中湯が多いです。この3処方は証が似ており鑑別が困難なこともあります。糸練功で判断すると簡単です。小建中湯は桂枝湯の加味方となっていますが、見方を変えると芍薬甘草湯の加味方にもなります。
- 当帰芍薬散と同様に汎用する処方に人参当芍散があります。メーカーが1社だけ市販しています。湯剤では当帰芍薬散半減川芎加桂皮2人参3甘草1.5、広南桂皮ではなくベトナム桂皮が良いです。
- 建中湯の膠飴は三温糖でも代用できます。白砂糖、ザラメ、黒砂糖、ハチミツは不可です。ハチミツは漢方薬の薬味として使われ膠飴の働きと異なります。ハチミツや白蜜は潤肺潤腸で平、潤で、糖尿病の血液の燥に対し潤です。膠飴は微温、緩、補で急迫を除き補中で消化器を補います。黒砂糖は温、清熱利尿で解毒に使われます。砂糖類の五気は白砂糖は涼、ハチミツは平、膠飴は微温、黒砂糖は温になります。

