胆石・胆砂・胆泥を溶かし出す

胆石・胆砂・胆泥 - 漢方相談

胃痛・胸焼け・軟便の患者さんの中に

胆石・胆砂・胆泥に関して、太陽堂漢薬局での相談者の中に、ムカつき・胃付近の鈍痛・軟便・下腹部の張り等の症状を訴える方、また別の医療機関で胃炎や腸炎と診断された方の中に、胆汁の流れが原因ではと思われる患者さんが多数いらっしゃいます。

胆汁の流れが悪化する原因は、ポリープ等様々ですが、胆石・胆砂・胆泥が主です。

胆石・胆砂・胆泥って

胆石・胆砂・胆泥は、肝臓・胆のう内に出来た胆汁の結晶です。

成分は、コレステロール結石が中心となります。まれに炎症や細菌が原因の色素系結石もあります。

胆石・胆砂・胆泥の結晶化の原因は、コレステロールの摂り過ぎや肝臓でのコレステロール生産過多です。

また同時に食物中の水溶性繊維が不足すると、十二指腸にて排泄された脂溶性排泄物は腸にて再吸収され、胆汁が濃くなることにより、胆石・胆砂・胆泥は更に結晶化され出来やすくなります。

◆胆石・胆砂・胆泥の症状

  1. 胆管は膵臓に入り、膵液と共に胆汁を膵頭部から十二指腸に排泄します。
  2. 胆石・胆砂・胆泥等で胆汁の流れが一時的に悪くなると、食物中の油の消化不良を起こします。
  3. 胸焼け、下痢、軟便、ガス、下腹部の張りなどの症状が出てきます。胃炎や腸炎と間違われます。
  4. 軟便は脂溶性(油の消化不良)の便ですので、通常の水様性下痢と異なり、便器などにペチャと引っ付きます。
  5. 胆管が詰まると、酷い人は便が白くなり、肝臓に胆汁が欝滞し危険な状態となります。
  6. 胆石・胆砂・胆泥が流れてしまうと、これらの症状は一時的ですがスッキリと解消します。

胆石・胆砂・胆泥は、十二指腸に流れる時に膵臓に傷をつけ、膵炎や膵臓癌の大きな原因の一つにもなります。

胆汁の界面活性作用で、腸内環境は水溶性のはずなのに・・・胆石・胆砂・胆泥の影響

胆汁の界面活性作用で、腸内環境は水溶性のはずなのに

私達が口から入れた食物は、すべて「水性」と「脂溶性」に分けられます。口から胃の幽門部(胃と十二指腸の境)までは「水性」の領域です。

胆汁の界面活性作用

十二指腸部分に胆汁が排泄されると、十二指腸から以降は水と油が混ざった「水溶性」の領域になります。

胆汁には界面活性作用があり、この「水性」と「油脂性」を混和する働きがあります。ちょうど洗剤で油汚れを落とすのと原理は同じです。食物中の油脂と水分は胆汁の働きで混ざり合い水溶性の状態になります。

小腸は水溶性

小腸は「水溶性」の状態を受け入れる様に出来ています。しかし胆汁の出方が悪いと、「水性」と「油脂性」が混和することなく、水と油が分離した状態で小腸以降に運ばれます。そうすると腸内環境は崩れ、腸内細菌叢も崩れてしまいます。

腸内環境が乱れると

「水溶性」の腸に、食物の水と油が分離した状態で流れ込み、腸内でガスが発生し下痢や軟便(脂溶性便)になります。また小腸には大量のリンパ球が常在しており、リンパ球にも影響を与え、免疫やアレルギーに悪影響になると考えられます。

潰瘍性大腸炎や難病のクローン病の患者さんに、胆石・胆砂・胆泥を溶かし流す治療をすると、殆どの人の下痢が収まります。これは腸内環境が良くなるからだと思われます。

◆漢方薬で胆石・胆砂・胆泥を溶かし出す

胆石・胆砂・胆泥は、胆汁中の成分の結晶です。放置していて減ることはなく、徐々に増えていきます。

胆石・胆砂・胆泥の漢方治療では、一般的に四逆散合方を使用します。

太陽堂漢薬局では、胆石・胆砂・胆泥を溶かす専門の特別な漢方茶があります。排出時の発作痛には、漢方の頓服もあります。

この漢方茶は、麦茶と同じように沸かし、水代わりにお茶代わりに1日数回服用すると、胆石・胆砂・胆泥を溶かし流し出していきます。