酒さ鼻と漢方

2022年7月2日;(写真は 大坂ウエスティンホテルのロビー階に有った貝を散りばめたヨーロッパ家具です。)

酒査は頬や鼻などが赤くなり、毛細血管が拡張し外部から見える様になります。また吹き出物が出来たり膿が溜まったりすることもあります。

原因はアルコールや外部からの刺激など考えられますが、ハッキリした原因は分かっていません。

漢方では血毒(ケツドク)による上焦(ジョウショウ)と捉え様々な漢方薬が用いられます。
清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)、葛根紅花湯(カッコンコウカトウ)、酒査鼻一方(シュサビイッポウ)、瀉心湯(シャシントウ)類の黄解散(オウゲサン)や葛根黄連黄芩湯(カッコンオウレンオウゴントウ)・・・などです。

この疾患に使われる紅花(コウカ)は漢方薬の中でも最も赤い生薬です。
のぼせや発赤など、外部から見て赤い疾患や上焦の血滞、表証などに汎用されます。
色の鮮やかな漢方薬は表や上焦に使うことが多く、くすんだ色の漢方薬は裏や下焦に使われる事が多いです。

このように、赤い疾患には赤い漢方薬を使います。
黄疸などには、黄連(オウレン)、黄芩(オウゴン)、黄柏(オウバク)、山梔子(サンシシ)、黄耆(オウギ)など黄色い漢方薬を使います。
色が浅黒い患者さんには真っ黒の地黄(ジオウ)を使用します。

これも漢方薬の形象薬理学です。