掌蹠膿疱症と漢方

2022年7月7日;(写真は 熊本県小国町 阿蘇の鍋ヶ滝 です。)

手の平や足の平に膿が貯まる膿疱が出来ることがあります。
似た疾患に汗疱があります。こちらはストレスなどで起きる汗が手掌の皮膚の下に溜まります。手掌には汗腺は有りますが汗の出口が無いため、水ぶくれの様に手掌に透明な水疱が出来ます。
掌蹠膿疱症は膿が溜まりますので、内容物が黄色や白く濁っています。

掌蹠膿疱症の原因は、自己免疫が関係していると思われますが定かではありません。
また歯科治療後の金属アレルギーでも発症することが報告されています。
私が診た患者さんではインプラントの金属に反応していると思われる患者さんもいました。

膿疱に細菌などはいませんので、人に移る事はありません。
通常の掌蹠膿疱症では痒みが少ないです。もし痒みが強い時は長年使用したステロイドによる皮膚炎も疑われます。

漢方治療では、連翹(レンギョウ)や解毒・清熱作用の処方を使うことが多いです。改善する患者さんが多い疾患です。

食養生では少し苦みやアクのある清熱の葉野菜などを多くします。
また白砂糖は厳禁です。

40年以上前、私が漢方の世界に入った頃から、がんやアレルギー、自己免疫疾患など免疫系統の疾患では食養生で砂糖を禁止することが多かったです。
砂糖などの単糖類により発生するガスと腸内細菌叢が関係していると思われます。