太陽堂漢薬局と患者さんとの「かけ橋」です。

太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。

漢方治療を少しでも御理解して頂きたく、太陽堂漢薬局での実際の症例を毎月御紹介致します。

漢方治療中の患者さんにとって、少しでも御参考・励みになれば幸いです。

漢方症例報告「かけ橋」

(平成22年生、男性。No.6465)

小児科や漢方皮膚科などでステロイド治療、漢方治療をされていらっしゃったが、1年半経過しても痒みのある湿疹が改善されず来局された方からのご相談。

お伺いするとトイレや着替えの着脱する際に痒みが伴い、掻いてしまう事で、より症状が酷くなっている様だった。皮膚そのものは、少しアトピー肌の様ではあるが、大して酷い感じは無かった。お調べすると皮膚には表虚の水毒証を確認し、五志の憂にて藏躁証を確認する。

肌の体質改善とトイレや着替えの際に掻いてしまう衝動を同時に改善出来るように治療を進めていった。

1月後では余り大きな変化は無かったが、2ヶ月目になる頃には皮膚の状態が綺麗になって来ているのを実感されていた。掻いてしまう状態は続いている事もあり急迫的な激しい痒みを改善する煎じ薬を調節し治療を続けて頂いた。翌月には掻く事も減っており、改善は順調に進んでいった。

夏場になると今までの改善から一転し、腕や膝裏などに酷く湿疹が出てしまっていた。腕や膝の裏など皮膚の柔らかい部分に酷く出る症状に風湿証を確認し、皮膚の漢方薬を変更しお飲み頂く。数ヶ月すると症状は落ち着き皮膚の痒みも良くなっていた。

現在では皮膚の治療は終了し、今まで痒みが続いていた事で痒みに対して敏感になり、トラウマとして残る部分を治療している。痒みの皮膚症状だけでは無く、自律神経の治療併用にて症状が落着いた症例だった。

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