腹部の動悸1

2022年8月19日;(写真は 広島市縮景園 浅野藩主の別邸の庭です。)

古方派(コホウハ)の腹診では、心臓部分の動悸を心悸(シンキ)と言います。
心臓の動悸と別に、腹部を触ると動悸に触れる事があります。
心下悸(シンカキ)、臍上悸(サイジョウキ、水分の動)、臍下悸(サイカキ、腎間の動)、左腹部大動脈の拍動などがあります。

心下悸の心(シン)とはどこでしょう。
東洋医学には、心と心包(シンポウ)と言う臓腑概念が有ります。心は君火(クンカ)との関連があり、心包は相火(ソウカ)との関連が強い臓腑です。
様々な学説が有ります。心包は心を包む臓器、或いは解剖学的な胃ではないかなど。現在も定まっていません。

2,200年前の馬王堆医学では11臓腑の五臓六腑が見つかっています。心包は未発見でした。
それから400年後の黄帝内経(コウテイダイケイ)では心包が見つかり12臓腑の記載があります。現在の東洋医学の全臓腑が見つかっています。
心包の概念は難しいのだと思われます。

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