患者さんとの「かけ橋」です。漢方相談

太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。

漢方治療を少しでも御理解して頂きたく、太陽堂漢薬局での実際の症例を毎月御紹介致します。 患者さんにとって、少しでも御参考・励みになれば幸いです。

(注;東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。)

【 心不全 】と漢方症例報告

心不全で体力が衰えた状態から座位が取れるまで 2017年5月

(1928年生、女性。No.5384)

当薬局で漢方治療をされていた女性から、微熱が続き食欲低下により体力が衰えたお母様のご相談を受けた。

血液検査の異常は無いが、毎日の生活も困難な状態になっていた。横になる時間が増え、身体を動かす事も減っていた。往診して頂けるドクターに巡り合い、うっ血性心不全と診断された。

糸練功にて、心臓の反応に「脾虚を補う証」と「体力改善に働きがとても強い証」を確認した。漢方薬の服用が困難な事もあり、スポンジに漢方薬を染み込ませ、少しずつ吸入して頂いた。嘔吐が続いてしまう事もあったが、次第に体力を取り戻し、食事の量も少しずつ増えて行った。食事が摂れるようになり、体力も戻っていった。

その頃、肺に雑音があり、胸水が溜まっているとドクターから診断を受けた。心臓機能を高める事で、肺の機能も高まるが、肺からの影響が大きいと判断し、「心臓の機能を高める働きをする煎じ薬」を「肺の機能を良くする煎じ薬」へ切り替え、治療を再開した。

2週間後には会話が普通に行える様になり、単座位も可能なまでに回復をされてきた。

それから2週間経過した頃には、肺の雑音も改善しており、車椅子への移乗も少しずつ取り入れる事が出来る様になっていた。

桜の咲く頃になると、車椅子で花見を楽しむ事が出来るまでに回復していた。ドクターも驚く程の回復ぶりに改めて漢方薬の力を確認した。

最後に

東洋医学の治療は、西洋医学と異なり体質改善や原因療法の傾向が強いです。それだけに、効果の出る時間に個人差があります。「かけ橋」・「多くの漢方治療歴」が、患者さん同士の希望に繋がることを願っています。

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