患者さんとの「かけ橋」です。漢方相談

太陽堂漢薬局の患者さんに、毎月お配りしています。

漢方治療を少しでも御理解して頂きたく、太陽堂漢薬局での実際の症例を毎月御紹介致します。 患者さんにとって、少しでも御参考・励みになれば幸いです。

(注;東洋医学で言う臓腑経絡は、西洋医学の内臓とは異なります。)

【 関節リウマチ 】と漢方症例報告

関節リウマチ-多発性関節症と思われる腰痛 2004年9月

(昭和18年生、女性。No.2838)

腰痛の女性の相談を受けた。5ヶ月程前より腰痛が酷くなり病院に行くと関節リウマチと診断された。リウマチの治療を受けているが良くならず徐々に痛みが酷くなってきたとの事。腰以外にも右膝と右肩に痛みがある。

身長149cm、体重52Kg。最高血圧110、最低血圧65。舌診では微白苔・舌下静脈の怒張を確認。やや便秘がちで汗が出にくく、不眠を訴えられる。

糸練功で調べると大腸の臓腑病陰証を呈し血毒と思われる。―0.5合の為、非常に強い痛みがあると思われる。

通常日本人のリウマチは水毒の証を呈する人が多く、中国のように血毒の人は少ない。これは日本の多湿の風土が原因となっているのかもしれない。

自己免疫疾患の一つである多発性関節症は大腸の腑陰証・血毒を呈する場合が多く、この患者さんも同じ証を呈していた。

薬方は太陽堂漢薬局で開発した、傷ついた骨や軟骨を修復しリウマチ体質を改善する粉剤1日3包と、胸腺製剤を選択した。

1ヵ月後、-0.5合が3合に回復。

以後毎月順調に改善し、途中で五志の憂(自律神経のアンバランス)の治療も行った。

5ヵ月後、9合±(1)に改善。本人も痛みが消失し喜ばれた。

結果としてこの患者さんは多発性関節症だったと思われる。

リウマチの女性 2000年4月

(昭和22年生、女性。No.1801)

健康056

リウマチの女性。手の指、両手首、肩、膝、足首に痛みがあるとの事で来局、ご相談に来られる。

自律神経の異常が多少あり、血圧に変動が見られる。以前は動悸も良くしたそうである。舌はやや乾燥し白苔が見られ、舌下静脈の怒張も確認される。

病院の検査ではRA550、血沈(1h)75、CRP1.2。現在副腎皮質ホルモン(プレドニン)と慢性関節リウマチ薬(リドーラ)服用中との事である。

リウマチの炎症を改善する為に橙の皮を主成分とした経気を巡らす粉剤と煎じ薬を、更に違和感に対しての自律神経の安定目的の煎じ薬も寝る前1包投与する。

服用3ヶ月目、プレドニンの服用をしなくてよくなる。

服用4ヶ月目、CRP0.0、血沈29まで低下。

服用6ヶ月目、CRP0.0、血沈17に低下。正常値となる。

服用9ヶ月目より傷ついた関節の修復目的の粉剤を1日2包投与。これまでお出ししていた経気を巡らす粉剤が1日2包から1包となった。腫脹・痛みも無く良好となる。

その後9ヶ月、同薬方を服用。

現在は再発防止に経気を巡らす粉剤のみ1日1包服用中である。

最後に

東洋医学の治療は、西洋医学と異なり体質改善や原因療法の傾向が強いです。それだけに、効果の出る時間に個人差があります。「かけ橋」・「多くの漢方治療歴」が、患者さん同士の希望に繋がることを願っています。

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