妊娠と安胎薬 – 漢方相談

赤ちゃんが出来ました!!の嬉しいお声を聞きますと、私共も本当に嬉しく思います。

赤ちゃんと貴女の健康と身体づくりのため。無事に赤ちゃんに会うことができるその日まで、サポートさせて頂きます。

ここでは、妊娠初期に注意する事と安胎薬・悪阻の漢方薬をご紹介します。「母子ともに元気な赤ちゃんを産んで欲しい」と切に願います。

◆妊娠初期は流産しやすい。流産を避けるために注意すること。

  • 高い靴を履かない、背伸びをしない。特に妊娠初期には注意が必要です。
  • 車等での長距離移動を避ける。車の振動は筋肉の緊張が意外と激しく流産の危険性があります。

妊娠初期は、特に筋肉が緊張することを避けた方が無難です。

切迫流産、よく起きる不完全流産です。

下腹が張る、要注意です。妊娠初期は特に注意が必要です。血液を水で薄めたような薄いピンクの出血があります。お母様が妊娠の自覚がない時もあります。

切迫流産(不完全流産)は、安静にすること。安静が一番の薬です。症状が現れたら直ぐに1週間程の安静を保つと、その後は安定することが多いです。

妊娠初期に気をつけること

  • 市販薬(風邪薬・咳止め・アレルギー剤等)に多い抗ヒスタミン剤・キサンチン系統は、催奇形性を考え出来るだけ避けます。特に妊娠初期は注意が必要です。
  • 大黄・センナ(成分アントラキノン誘導体)の漢方便秘薬を始め、市販品、化学薬品便秘薬も妊娠初期には流産の可能性があります。特にご注意ください。
  • また、妊婦が砂糖類を取りすぎると赤ちゃんがアトピーになりやすいと言われています。

◆妊娠がわかったら漢方の安胎薬

大変な苦労を乗り越え、長い辛い道のりだったと思います。一つの区切りとして、ようやくゴールに辿り着きましたね。今度は、妊娠から出産への新たな道のりを歩み始めていらっしゃると思います。

これからは元気な赤ちゃんを無事に出産できるように、ご一緒に取り組んでいきましょう!

ご不安も多いと思います。漢方薬には、流産防止、妊娠中毒症(後期)の予防と治療、無事に胎児を守り奇形(初期)等を防ぐ、安産目的などの様々な安胎薬があります。

安胎薬(あんたいやく)とは

漢方古典4

漢方薬には元来、妊娠中に服用するために創られたものがあります。これを「安胎薬」(あんたいやく)といいます。

安胎薬は主に流産防止が目的とされていますが、 流産防止だけでなく、胎児を守り、妊娠中毒症を防ぎ、母乳の出を良くし、ひだちを良くするといった安胎薬。また安産目的の安産薬もあります。特に高齢妊娠の方にはお勧めします。

まさに妊婦さんと、これから生まれてくる赤ちゃんのための漢方薬です。安胎薬も安産薬も出産後の体調を整える漢方薬も一人一人体質により異なります。

安胎薬の様々な漢方薬

漢方は今から約2000年前に中国にて発達した医学です。様々な植物の根や皮、葉、花などを主とし、ある種の動物や鉱物も利用し、これらの組み合わせから多くの処方が作られています。

西洋医学は、検査から病名を決め薬を処方しますが、漢方の場合は「証(しょう)」という様々な症状や体質、更に季節や気温・湿度も考え処方されています。洋服でいうと「オーダーメード」で貴方にピッタリの処方となるわけです。

漢方薬の場合は、証が同じなら病名は異なっていても、同じものが処方されます。最近は病名によって処方を決定してしまう風潮もありますが、これは本来の漢方の証の決め方ではありません。この「証」の決定こそ、一番難しく、専門知識と経験が必要となります。

太陽堂漢薬局では長年の経験と糸練功を駆使し、妊娠中の方にも「オーダーメード漢方処方」をご提案させていただきます。

流産防止・妊娠中毒症の予防・奇形を防ぐなどの目的で次のような漢方薬があります。

  • 妊娠初期の流産、妊娠中毒症には、当帰芍薬散、人参当芍散
  • 習慣性流産には、当帰芍薬散加芍薬
  • 初期の不育症には、当帰散
  • 低体温による流産には、白朮散
  • 流産止めには、芎帰膠艾湯など

悪阻つわりには次のような漢方薬があります。

  • 一般的悪阻には、小半夏加茯苓湯
  • 初期の虚弱者の悪阻には、乾姜人参半夏丸
  • 激しい嘔吐には、五苓散
  • 軽い悪阻には、桂枝湯
  • 冷え性悪阻には、呉茱萸湯など

また「妊娠咳(妊婦特有の咳)」が出る方がいます。妊娠中の咳には、漢方の特効薬があります。

◆太陽堂漢薬局での妊娠の症例報告

無事妊娠・出産された皆様から

漢方治療にて改善・治療終了された多くの皆様から、勇気と希望をもらえたら良いですね。

漢方治療を少しでも御理解して頂きたく、太陽堂漢薬局での実際に治療された患者さんの症例を御紹介致します。

諦めずに! 1人じゃないですよ!希望を持って、一緒に病を治していきましょう。

精神不安の改善から元気な赤ちゃんを出産

健康201

33歳(妊娠時) No.113

病院では習慣性流産といわれました。太陽堂漢薬局では駆瘀血剤と「五志の憂」改善薬をお出ししました。冷え性と不安感を改善し元気な赤ちゃんを出産されました。

服用2ヵ月後 手足の冷えが和らいで体調は少しずつ良くなっています

自分でもビックリするほど元気になったと実感出来る日があったり、元に戻ったかなと思う日があったりしますが、手足の冷えが和らいで体調は少しずつ良くなっています。

疲れにくくなったようで外出することが増え、落ち込まず気分良く過ごせています。今後、時期をみて一度体外受精にチャレンジしたいと考えています。

服用6ヵ月後 心強く過ごせました

先生、先週はお電話とメールでのお返事ありがとうございました。不安な1週間をお返事のお陰で心強く過ごせました。

昨日、病院での再検査で妊娠反応が出ました、主人と二人喜んでいます。まだ子宮の中に赤ちゃんは見えていませんでしたが、1週間後の次の診察の頃には、「きっと見えてくるでしょう」と言われ少し安心しました。もし来週になっても赤ちゃんが見えない場合は、「子宮外妊娠の恐れもある」とも言われていますが、この様な時期からでも流産止めのお薬を出して頂けるのでしたら、よろしくお願いします。

服用7ヵ月後 もう一度、体を整えて妊娠のチャンスを待ちたいと思います

いつもお世話になります。先日、妊娠の報告をしたばかりですが、流産してしまいました。6週目で胎嚢は見えたのですが、大きくならなかったようです。6日の日曜日に生理のような出血があり病院へ行きましたが、間に合いませんでした。ソウハの手術は必要ないと言われています。

今も出血が続いていて少し貧血気味でフラフラします。今回は残念な結果になりましたが、もう一度、体を整えてチャンスを待ちたいと思います。よろしくお願いします。

服用14ヵ月後 妊娠しました。陽性でした。とても嬉しいです

いつもお世話になります。先月に戻した凍結胚盤胞移植の結果が昨日出ました、陽性でした。とても嬉しいです。

先生からのお返事にいつも励まされています、感謝しています。今のところ体調に大きな変化はないです。

出産後 育児は大変ですが、とても嬉しく毎日過ごしています

健康206

今年の1月に体外受精をし、陽性反応が出たと報告していたのですが、その後すぐにつわりが始まり漢方薬が飲めなくなってしまいました。

9月に無事に出産をする事が出来ましたが、38週目の検診で妊娠中毒症、急性腎不全になり緊急帝王切開となりました。今回の妊娠で腎臓が弱い事が分かり、血圧も上120下80台ですが無理をすると上がりやすいようです。

漢方で産後の体を整えたいと思います。お薬の提案をよろしくお願いします。提案をして頂いてから、改めて注文させて頂きたいと思います。

妊娠中毒症になってしまいましたが、赤ちゃんは元気に産まれてきてくれました。育児は大変ですが、とても嬉しく毎日過ごしています。

こちらの漢方薬がなければ授かれなかったかもしれません。感謝しています、ありがとうございました。

出産3ヵ月後 体調は特に変化ないのですが・・・

体調は特に変化ないのですが、産後のためか1週間程前から髪がすごく抜けるのが気になっています。

出産4ヵ月後 体調が少しずつ良くなり精神的にも楽になってきました

体調が少しずつ良くなり、精神的にも楽になってきました。抜け毛はまだあります。

それから妊娠後期から朝起きた時など、手足の関節が痛かったり、こわばった感じがあり産後4ヵ月の今も続いているのが気になっています。

太陽堂漢薬局より

出産前から出産後まで、ずっと太陽堂の漢方薬を飲んでいただいている方です。1度は流産という悲しい結果となりました。

妊娠前、流産の出血に対して、また凍結胎盤受精直前など、その時の状態に応じて糸練功で診て、漢方薬を変えてご提案し、飲んで頂きました。そして無事出産。

現在は妊娠腎と産後の不調改善目的で漢方薬をお出ししています。

出産までも色々トラブルが有ったそうです。でも育児は大変だけれど、妊娠腎になってしまったけれど。「とても嬉しく毎日を過ごしている。」というメールを拝見した時は、涙が出そうになりました。

子どもは代えがたいもの。その赤ちゃんを授かるお手伝いをさせて頂くことが出来て私たちも幸せです。

妊娠 症例・多くの治療歴は コチラから >>
不妊症・妊娠 >

関連記事 – 太陽堂漢薬局が学会・研究会で発表した漢方論文

>> 当帰散における妊娠の可能性 2004年11月 伝統漢方研究会第1回全国大会 (日本・兵庫県淡路夢舞台国際会議場)